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スマートキャンプボードブログ第5回「”いくつも”新規事業を作るうえで大事にしていること」Part2 #Vision #Mission

※この記事は2019年11月06日に公開されたものをnoteに再掲しています。

こんにちは。古橋です。ボードメンバー4人で執筆担当を回しているため、前回から2か月くらい空いてしまいました(笑)

ボードブログ第5回ということで初回記事の「”いくつも”新規事業を作るうえで大事にしていること」の中で挙げた3つのポイント

1. 立ち上がったというポイントを決めておく
2. そこから地続きでどれくらい横展開できるか見込んでおく(浅め、深めどちらも)
3. ニッチカテゴリで攻める

の2つ目にあたる
「そこから地続きでどれくらい横展開できるかを見込んでおく」
について書きたいと思います。

隣の芝生はどれくらい青いのか?

弊社はBOXILというSaaS企業向けマーケティングプラットフォームを運営しているのですが、立ち上げるときに重要視していたのは

「SaaSに限らず今後あらゆるBtoB領域でマーケティング支援は必要になる」
という、隣の芝生がどれくらい青いのか?仮説を持っていた点です。

主にリード情報をクライアントに提供していますが、これはSaaSに限らずBtoB企業であれば新規営業をしていく必要があり、そういった企業へしっかり横展開できるという強い仮説を持って垂直に立ち上げる努力をしました。

そして、実際に2019年4月に「BOXIL HR」というHR領域に特化をしたマーケティングプラットフォームを公開しています。まだまだ成長余力を残したプロダクトではありますが、チームビルディングやサービス課題などはすでに「BOXIL」でたくさん経験しているので、以前よりも早く・安く・確実に立ち上げられます。

サプライチェーンの前・後工程領域にも対応できる

さきほどのBOXILの事例は、あくまでも「カテゴリの横展開」という要素が強かったのですが、自分がやっている領域前後にも展開余地があることを理解すると良いかと思います。

弊社が提供しているインサイドセールス支援事業である「BALES」は、元々BOXILで提供したリードマネジメントを円滑にするために補助機能的に始めたのがきっかけでした。

クライアントにおいて、リードマネジメントをする人材が不足しているケースがとても多かったため、比較的早く立ち上げられました。

さらにさらに(笑)、現在は「Biscuet」というISM(インサイドセールスマネジメント)ツールも提供しており、これも「BALES」で培ったノウハウをSaaS化しています。こちらもPMFが順調にいくであろうと想定しています。

と、こうやって書くと簡単なように見えてしまうのですが、実際には工程が違うと関わる職種や必要とされる機能が違ってくるので、「前・後工程」領域をやる場合には関わるメンバーの採用要件やカルチャーフィットなどを事前に確認しておく必要があると思います。

商習慣は理解しておいた方がいい。

「カテゴリ横展開」、「前・後工程」のどちらの地続きビジネスをするうえでも共通している注意点としては、正しく業界の商習慣を理解しておく必要があるという点です。

実は「BOXIL HR」を立ち上げる2年程前に、研修業界に特化をしたマーケティング支援を展開しようと考えていました。
研修業界も確実に新規獲得していく必要があるだろう、思っていたのですが、実際は違いました。
たとえば、リード獲得がセミナーや既存からの紹介がメインであること。そしてリードをたくさん獲得したとしても、講師という供給側に限りがあるのでたくさんあればいいというモデルではないetc…
当初すぐ立ち上がると思っていた私にとってはショックな出来事でしたが、これにより地続きビジネスに関する知見が溜まっていくようになりました。

次回は弊社が最も得意としている「ニッチカテゴリで攻める」を書きたいと思います。

代表取締役CEO 古橋 智史
立教大学卒。2011年みずほ銀行入社。11か月で退職。その後海外放浪してタイで事業を立ち上げるも失敗。2012年Speeeにて営業・マネジメント経験後、ネットマイルにてスマホ事業立ち上げ。
2014年スマートキャンプ株式会社を設立。これまでに10以上の事業を立ち上げており、3事業成功、残りは失敗。2018年Forbes50社に選抜、個人で映画祭グランプリ受賞し現在制作中。


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