見出し画像

対数と確率の融合問題(九州大・文系)

九州大文系数学の問題の解説をします。問題はこちら。

画像1

確率の問題ですが、桁を扱っているので、対数の問題でもありますね。

出た目の積を考えるので、10回のうち、n回表が出たとすると、10-n回裏が出たことになります。

なので10個の数字の積は、

画像2

と表せそうですね。

これから8桁の条件で絞り込んでnを求めていけばよさそうですね。

画像3

このあとは与えられた対数の式を活用していきます。

画像4

波線の部分を丁寧に計算していきます。

画像5

これで条件を満たす整数nは、3,4であり、

表は3回、裏は7回または、表は4回、裏は6回と分かります。

最後は、反復試行の確率として処理していきます。

画像6

現役生は、そろそろこのような融合問題に取り組んでもいい頃ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?