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共通テスト数学に備えるべきこと(1)【データの分析を大事にせよ】

そろそろ共通テストの備えを本格化させ始めている受験生も多いことでしょう。
共通テストの関心はやはり、昨年度の共通テストで大混乱をもたらした数学なのではと思います。

導入初年度の一昨年、大きく変わった出題形式に目を奪われつつも、浪人生への配慮もあるのか、何となくセンター試験時代の名残りもあったこともあり、昨年度の問題で正体をあらわした感はあります。

易化する(せざるを得ない)予想はされているものの、対策は対策としてしっかりとやっていきたいところです。

今回は、データの分析についての考えを書いていきたいと思います。

今年は、落とせない問題となる?

データの分析は、大混乱となった昨年度共通テスト数学ⅠAでの主役級の存在でもありました。2題出題のあった散布図の問題は、出題ミスなのか?と思うほど違いが明確でなく、あとから考えれば、確率4分の1に期待して、捨て問題として時間を節約した方がよかったのかなと思うほどでした。
また、計算もありえない煩雑さでしたので、これはどうなんだろうかという問題セットでした。

流石に、本年度は修正がかかると見ています。データの分析は、ちゃんと対策すれば報われる問題になるのではと思います。

であるならば、上位層は、落とせない問題となりそうです。

数学が苦手な受験生は、データの分析を大切に

数学が苦手な受験生には、データの分析を大切にするようにアドバイスしています。そのようなことを言うと、
「データの分析は苦手ですけど・・・」と反論されることがありますが、それは概ね勉強不足であることが原因です。

時間をつぎ込んでやってみると案外成果を実感しやすい、つまりレスポンスが早い単元でもあります。

今からでもいいので、本格的に対策をやってみてほしいと思います。

対策はセンター試験の過去問が原則

対策の基本は、センター試験時代の過去問でよいかと思います。元々、センター試験晩期のデータの分析は、共通テストを見据えていたのか、出題の方向性が似ていると思われるからです。

また、データの分析は、紙面を使うこともあり、市販の問題集では採録があまりなく、さらにデータの分析を熱心に行うカリスマ先生も少ないこともあり、お金を払った誰が得をしているということになりにくい単元でもあります。

地味な努力が成果を出す単元なので、しっかりと準備をしていきましょう。


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