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ジュクのミライ(ビジネスモデルの転換点③)

忙しさにかまけて、この記事の更新をサボっていました(・_・;)

このシリーズの第3回です。・・・とはいうものの、接続が悪くなってしまったので、①と②のリンクを貼っておきます。
第1回

第2回


では、第3回です。

今回、2022年の共通テストの数学が急激に難化した背景には、

AIが塾業界に進出したことと無関係ではないのではないかと思うようになりました。

AIは、機会学習によって人間よりもはるかに高い精度によって、問題を分析し、予想をしてきます。
そう考えると、今年の共通テスト前に示唆的な出来事があったことを思い出します。

駿台がAIサービスを提供した会社と組んだ共通テスト模試が不自然な位に難しかったことは偶然ではない気がします。

そもそもAIは、まだまだ研究の主戦場はアカデミックな世界にあるので、AIの存在は大学の先生の高い関心下にあります。出題する先生たちからみると、今後受験産業によってAIを駆使したサービスに席巻されたら、共通テスト及び入試問題が選抜テストとして機能するのだろうかという不安があったのではないかなと推察します。

そう考えると、2022年の共通テスト数学ⅠAの整数問題のこの誘導の謎の意味が見えてくるのかなと感じています。

なんでこんな不自然な誘導をしたのかの意味は、AIによって予測させないためだったのではないかなと思うのです。

先程述べたようにAIは機械学習によって分析をしていきます。それは言い換えると、AIは、この世に存在しないものを学習することはできない。

共通テストが先手を打って、新しい問題を出題する限り、AIによる機械学習は無力化できます。そうすれば、第2回で述べたように、受験産業は問題を予想できないか、あまり当たらない予想問題を乱発することになり、受験生がコンテンツサービスを買うという行為のメリットが減ります。

そのことが、公平な入試となるいう考えが成り立ちます。

このことから私が強く感じるのは、大学入試センターは、共通テスト導入を機に、入試を大きく変えるつもりなのではないかと思うようになりました。

次回以降は、この点からさら考察したいと思います。


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