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意外?納得?九州大学の志願状況

今回は、九州大学の志願状況について。
以下のように確定したようですね。

https://www.kyushu-u.ac.jp/contents_file/contents_files/loader/0/Admission/272/file/0cb77aaf67984675896e1ac6c7311a84b40c43c6/default/20220207_%E5%BF%97%E9%A1%98%E7%8A%B6%E6%B3%81.pdf

文系学部は横ばいが多い印象です。数学の選抜機能が壊れていたこともあり、ある意味、混乱が理系よりは少なかったのかもしれませんね。

理系は意外な結果と納得の結果が混在しています。

まず、歯学部の倍率上昇(3.1倍から4.0倍)です。定員減の影響もあり、予想通りのイメージです。共通テストの結果から医学部からの変更受験生もある程度いたのかもしれません。

逆に意外だったのが、医学部医学科でしょう。上昇したのには驚きました。
2.5倍から2.8倍。志願者数では30人程度の上昇です。

でも書いたように、共通テストは実質、選抜テストとして機能したと言っていいいでしょう。なので、九大医学部医学科の志望者で厳しい判定が出た受験生は回避するだろうと思っていたので意外な結果でした。
もちろん、上位の偏差値帯から降りてきた受験生もいたでしょうが、この数字は予想していませんでした。

九大は、二次重視なので、二次で逆転が可能ではあります。しかし、医学部医学科は逆転ゾーンが狭く、共通テストで差をつけられるとそのまま上位層に逃げ切られてしまう可能性が高いと見ていますので、「九大医学部医学科を諦めきれない」受験生も割と多かったのかなと思います。

また芸術工学部も倍率が上昇した学科が多く、最難関の音響設計を筆頭に、だんだん入りにくい学部になっているなと感じます。

工学部は、後期の倍率上昇を考えると昨年と同じ2.2倍は意外な結果だと感じました。あと、カテゴリー別の倍率が発表されないので、受験生的にはヤキモキする仕組みかなと感じます。学部が引き取るⅥ群は、いいシステムなので、そこは難しいところですね。

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