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夏期講習。大手予備校に向く受験生

今日は夏期講習について。

今回は大手予備校に向く受験生についてお話します。

まず、大手予備校の夏期講習を選ぶメリットは何でしょうか。それは、豊富な授業があることです。

化学を例にとると、

・総合演習(基礎、標準、発展)

・理論化学(総合系、発展特化系)

・有機化学(総合演習、現役向け先取り演習)

・無機化学

・大学別対策

などがあります。

豪華なラインナップが並びます。普通の塾ではまず無理です。需要もないけれど、それ以上に教えることが出来る人の数もいません。

ただ、豊富な講座がある=効果的な学習ができるとは限りません。それは、受講生に相応しい講座かどうかはわからないからです。

講師目線からみると、「自分はどの講座を受けるべきか。そして、その理由を考えられる受験生」がこの豊富なラインナップの恩恵を受けることができるのだろうと思います。

つまり、自分の実力を客観的に見ることができ、夏の学習計画もちゃんと立てられる受験生にとって、この豊富な選択肢を活用できると言えます。

また、そのような受験生は大半が自学ベースで夏の勉強を組み立てているので、無駄な講座を受けることもない。

大手予備校を活用できるのは、来春に結果を残すことができるであろう優秀な受験生と言えると思います。

別の視点では、大手予備校はこのような優れた受験生を獲得できる構造があるのだろうと思います。これも立派な戦略です。

それはつまり、発展途上の受験生には大手予備校は向かないとも言えます。勉強法を含めた実力養成段階にある受験生が大半である現役生は違う選択肢を考えるべきでしょう。

小さな塾であってもこのような豊富な講座タイプの塾は避ける方が無難だと思います。


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