東京データプラットフォーム(TDPF)が稼働しました!
みなさん、こんにちは!
1月31日(水)、官民の様々なデータの利活用を促進し、新たなサービスの創出を後押しする「東京データプラットフォーム(TDPF)」が稼働しました。
また、稼働に合わせTDPFの魅力を発信するキックオフイベントを開催しました。
本記事では、TDPFの概要と、キックオフイベント当日の様子をご紹介いたします!
1.TDPFの概要について
まず、TDPFの概要についてご案内します。
(1)TDPFについて
TDPFは、官民の様々なデータの利活用を促進し、新たなサービスの創出を後押しするデータ連携基盤です。行政データだけでなく、民間事業者等の方々が保有するデータも掲載しており、検索・利用ができます(民間事業者等から提供されたデータは条件に応じて活用が可能です)。
また、新たなサービスの創出を目指す会員のデータ利活用を後押しするため、GovTech東京と協働し、マッチングやアドバイザーサービスなどの伴走型サポートを実施します。
TDPFが担う4つの役割は以下の図をご覧ください。
(2)会員について
TDPFでは、行政機関・民間企業・学術研究機関等の方々を対象とした会員制度を新設し、令和5年11月から会員募集を開始しました。
データの利活用に意欲のある多様な分野の事業者(情報通信、建設・不動産、金融・保険など)や、都内62区市町村など183者(令和6年2月20日時点)の方々が会員となっております。(会員一覧はこちら)
会員向けサービスの詳細については、こちらをご覧ください!
(3)掲載データについて
TDPFでは、会員による都民のQOL向上に資するサービス創出を促すため、都や区市町村のオープンデータを始め、民間企業等からTDPFのために提供されたデータを掲載しています。
引き続き、会員の皆様のニーズも踏まえ、広域的なデータや様々な分野のデータの掲載を進めていきます。
2.TDPFキックオフイベントについて
TDPFの稼働に合わせ、データ利活用の機運を高めるため、1月31日(水)にTDPFキックオフイベントを開催しました!
当日は、312名(会場116名・オンライン196名)と大変多くの方々にご参加いただきました。当日の動画については、こちらよりご覧ください。
当日は以下のプログラムで進行しました。
初めに、イベントの開会に当たり、宮坂 学東京都副知事より、ご挨拶をいただきました。
宮坂副知事からは、「TDPFに会員の皆様のデータ、ソリューションが集まり、そして都民の皆様にとってよりよい生活につながるサービスが生まれるようなデータ基盤にしていきたい。官と民のデータが一緒になって、組織の壁を越えてデータとデータを掛け合わせ、また、データとソリューションを掛け合わせて都民の生活に役立つ様々なサービスの社会実装が出来たらよいと思っている。」といった話がありました。
次に、東京都と協働してアドバイザーサービスなどを実施するGovTech東京の各務理事からGovTech東京の取組について、続いて、都の池田データ利活用担当部長からTDPFのサービス概要について、説明がありました。
その後、今年度実施した、官民の様々な分野のデータを掛け合わせ、新たなデータ利活用のユースケースを創出する5つのプロジェクト(ケーススタディ事業)について、各プロジェクト実施者の皆様より、最終成果報告をいただきました。
それぞれのプロジェクトを通じて、データを活用した事業推進の成果や、TDPFの具体的な活用方法、TDPFへの期待などを発表いただきました。
次に、すでにTDPF会員となっている自治体、TDPFへのデータ提供・TDPFの活用可能性に期待いただいている民間の方にご登壇いただきました。登壇者からは、TDPFを活用することで、「これまで自社で持っていたデータを有効活用いただき、新たな価値を生み出していきたい」「地域課題の解決につながる様々なサービスやソリューションが次々に生まれていく、そういう状況になることを期待している」といったお声をいただきました。
イベントの後、会場ではネットワーキングを開催し、異業種間の交流や、今後の協業についての活発な議論が行われ、大盛況となりました。
改めてとなりますが、ご参加いただきました皆様には、この場を借りて感謝申し上げます。
3.最後に
TDPFでは、データの活用による新たなサービスの創出を目指す行政機関・民間企業・学術研究機関等の方々を会員として募集しております!
ぜひTDPFに入会いただき、データ活用や新たなサービス創出につながる場として活用いただけますと幸いです。(会員登録についてはこちら)