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各局支援事業について~都庁内のDX推進~

 こんにちは!各局支援担当です。
 本日はデジタルサービス推進課で行っている都庁内DX推進の取組についてご紹介いたします。

DX推進の取組とは?

 都庁の各局ではデジタル技術を導入して都政のQOSの向上を図る動きが活発になっています。デジタルサービス局では、こうした各局のDX推進の取組について、技術的なサポートを行っています。
 例えば、DX推進では以下イメージ図のように『今までエクセル等でバラバラに管理していた情報をダッシュボード(情報をわかりやすく集約・可視化するデジタルツール)という仕組みを使い、それぞれの立場で見たいデータを見ることができるようにする』等の取組があったとき、事業所管部門では、今までと管理や操作方法が変わってしまうため、便利なツールであっても使われなくなってしまうことが予想できます。
 そんな各局の“困った”を各局支援事業では、実際に困っている職員に寄り添い、仕組みをレクチャーするだけでなく、その後に各局職員が自力で活用していけるよう、データの作り方、使い方、ツールの操作方法に至るまで丁寧にサポートしています。

【DX推進のイメージ】

本文図1

各局支援事業の経緯

 昨年、各局において新型コロナウイルス感染症対策に対しICT等の導入・活用を検討する際、その支援を行うことを目的とした東京テックチームを設置しました。
 令和3年4月以降は、デジタルサービス局ができたことに伴い、新たに各局支援専門の部署を設置し、各局のデジタル技術導入を更に加速させるよう体制を強化しました。継続して各局の新型コロナウイルス感染症対策へのデジタル技術の活用をサポートするとともに、各局が行うデジタル化に向けた取組について相談対応や技術的なサポートを実施し、都政全体のDXの推進を図っています。

現在までの支援状況

 今年度は、各局から161件のサポート依頼があり、民間出身のDX経験豊富なICT職員を中心にサポートを行っています。その内容は、新型コロナウイルス感染症対策としてのデジタル技術の活用や、Webサイトの構築、オンライン申請など様々です。
 困難な事業であるほど、サポートの際は関係者とのコミュニケーションが大切になるので、1日に何度もオンライン会議等による打ち合せが必要となります。実際、新型コロナウイルス感染症が広がると、各局で行う取組への支援も増え、サポートの広さだけでなく深さが加わり、忙しい毎日を送っていました。現在は、今後に向けた対応策を検討するなど、継続して忙しい日々が続いています。

【支援実績】

本文図2

 支援の一例を挙げると、新型コロナ対策として実施した「徹底点検TOKYOサポート」プロジェクトでは、飲食店等の感染防止対策を点検する際に活用するアプリを開発し、アジャイル手法を活用して機能を順次充実させました。

【「徹底点検TOKYOサポート」ポータル画面及びアプリの画面イメージ】

無題

今後は

 今後は対応が続く新型コロナウイルス感染症対策におけるデジタル技術の活用やテレワークを意識した業務改善、サービスのリリース前後で使い勝手を試し問題点や改善点を発見するユーザーテストの実施サポートなどが中心となっていきます。ユーザーテストは、9月に公表された「ユーザーテストガイドライン」にあるように、今後継続的に増えていく分野になりますので、特にテスト実施前の課題(仮説)の明確化と継続的な改善につなげるPDCAサイクルの確立を重点的にサポートし、皆様が使いやすいUI/UXとなるように業務にフィードバックしていきたいと考えております。
 今後も、各局と連携しながらDX施策の取組サポートを進めていきます。