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妊活とは?まずは一般的な流れを確認!サプリを始めるタイミングも解説します!

「そろそろ妊活準備を…」と思ってインターネットやSNSで調べると、たくさんの情報に戸惑う人もいるでしょう。妊活準備カウンセリングでは「そもそも妊活の流れがわからない!」という相談が多いです。今回は妊活の一般的な流れについて解説していきます。

妊活とは?医療的な意味は「〇〇をやめること」

「妊活」とは妊娠のための活動のことですが、医療機関で「妊活はいつから始めましたか?」と医師や看護師が質問する場合、そこで知りたい答えは「いつ避妊をやめたのか」です。つまり、コンドームやピルなどの使用をやめて性交渉をすることが、医療的な「妊活」の意味です。妊娠しやすくなるためのライフスタイルの改善などは、この中には含まれていないので注意が必要です。

妊活には流れがあるの?タイミングやステップアップとは?

妊活を始めようと調べると、「タイミング」「人工授精」「体外受精」と専門用語が多くみられます。そのために一体何からしたらいいのか、どのように進むのかと疑問に思う人が多いようです。ここでは妊活の一般的な流れを見ていきましょう。ただし、妊活はカップルの年齢や身体状況などによって最も適した方法が変わります。今回紹介する流れはあくまでも目安ですので、お二人の希望や医師のアドバイスをもとに、お二人の妊活方法を決めていきましょう。

ステップ①:自宅妊活

多くの人が妊活を始めたときは、医療機関に通わずに自分たちで行うと思います。正式名称はありませんが、「自宅妊活」などということが多いです。よく「タイミングを合わせる」「タイミングをとる」と表現されますが、これは排卵日前後に性交渉をすることを指します。自宅妊活期にはアプリで生理日を記録したり基礎体温表などを記録したりして排卵日を予測します。ただし、体調などで排卵日は前後しやすく、予定と異なる時期に排卵することもあります。少し値段は張りますが、排卵検査薬を使うことで、予測精度を高めることができます。一年間自宅妊活をしても妊娠に至らない場合は、妊娠を妨げている要因があるかもしれません。妊娠するためにさらに積極的な方法へシフトする「ステップアップ」を検討し、医療機関を受診してみましょう。

ステップ②:タイミング療法

受診の結果、原因がはっきりすればその治療を行いますが、原因がわからないことも多いです。その場合、一般的にはまずタイミング療法を行います。タイミング療法とは、定期的に婦人科に通院してエコー検査などを実施し、卵子のもととなる卵胞の育ち具合から排卵時期を予測して排卵日前後でタイミングをとることです。排卵を促す注射などを使うこともあります。自宅妊活よりも排卵日の予測精度が上がります。タイミング療法を行う目安は6回です。それ以上続けても妊娠率が上がりにくいため、人工授精にステップアップをする人が多いです。

ステップ③:人工授精

人工授精とは、排卵日に合わせて子宮内に洗浄濃縮した精子を専用注射器で注入する方法です。精子の注入方法以外は、タイミング療法と変わりありません。排卵日を予測するために通院が必要になるのと、精子の洗浄濃縮に1時間程度かかりますが、人工授精自体は数分で終わります。傷をつけるような処置がないので強い痛みはなく、痛みがあっても注射器を挿入する際の違和感や軽い痛み程度です。また処置後の行動制限はありません。人工授精もタイミング療法と同様に6回以上は妊娠率がそれほど上がらないため、体外受精へステップアップを検討します。

ステップ④:体外受精

体外受精とは、排卵前の卵子を採取し、人の手で精子と受精させてから子宮に戻す方法です。ホルモン剤を使って一度に多くの卵子を採取したり、卵子に精子をふりかけて受精させたり、顕微鏡を使って卵子に精子を注入したり(顕微授精)、卵子を採取したら一度生理を待って次の周期で受精卵を戻したり…。方法やスケジュールはカップルそれぞれで異なります。通院回数が多く、針を刺す処置を行うので、とくに女性の負担が大きい治療法です。

サプリメントも含めて、ライフスタイルの改善は妊活準備期から始めよう!

ここまで、妊活の一般的な流れについて解説しました。先にも述べた通り、医療的な「妊活」は避妊をやめて性交渉をすることです。妊娠に向けたライフスタイル改善は、妊活を始める前からスタートしておきましょう。とくに気をつけたいのは葉酸サプリメントと予防接種です。

葉酸サプリメントは妊活開始1ヶ月前には始めよう

葉酸は細胞分裂に必要なビタミンです。妊娠初期に不足すると、赤ちゃんの神経の病気などのリスクが上がります。ただし体内で十分な濃度に達するのに時間がかかることから、妊活開始1ヶ月以上前からの摂取が推奨されています。

風疹は、妊活開始の3ヶ月前には検査を済ませよう

赤ちゃんの病気予防のために済ませておきたい風疹の予防接種は、接種後2ヶ月間は避妊が求められます。妊活開始後のワクチン接種は、妊活の中断を余儀なくされます。少なくとも妊活を始める3ヶ月前には、予防接種が必要かを判断するための検査を済ませておきましょう。

まとめ

今回は一般的な妊活の流れについて解説しました。あくまでも「一般的な」流れなので、お二人の希望や医師のアドバイスなどを参考に、お二人自身が妊活の進め方を決めていけるといいでしょう。またライフスタイルの改善は妊活開始前から始めることが大切です。Smart Nurseのオンラインカウンセリングでは、どのような改善が必要かを看護師がアドバイスします。ぜひご活用ください。


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