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スマートドアロックを導入すると!?~中編~

次世代スマートホーム&スマートレジデンスの運営メンバーkouです。

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 前回は鍵のお悩み解決しますの前編ということで、不動産仲介業者の内覧時の鍵の問題とその鍵の管理方法について、どうのようなリスクがあるのか?そのリスクを解決方法を説明しました。中編では実際にスマートロックを導入すると何ができるのか?どのようにリスクの問題を解消できるのか?という内容で進めていこうと思います。


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スマートドアロック

こちらが実際に採用しているスマートドアロックです

ドア

このスマートドアロックでは3通りの解錠方法があります。
①非接触型カードキーにて解錠
②テンキーによる暗証番号入力にて解錠
③指紋認証にて解錠

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①カードキーについて

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 このスマートロックドアの最大の利点・特徴として、鍵穴がありません。なので物理鍵の管理は不要です。鍵のお悩みを解決する方法のポイントになります。しかし、ここで新たな問題が出てきています。前編を読んでいただいた方ならもうお分かりかも知れませんがカードキーの受け渡し・管理問題がここでも発生してしまいます。これでは、物理鍵がそのままカードキーに置き換わっただけで何の解決にもなっていません。では、どうすればよいのでしょうか?

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②暗証番号入力について

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 これならば物理的に管理するわけではないので、紛失などのリスクは回避できます。ですが、またしてもある問題が発生してしまいます。それは暗証番号の管理です。また、暗証番号の漏洩のリスクも発生します。絶対に漏洩しないという保証はどこにもありません。テンキーの暗証番号の管理は非常に厳重な管理をしなければならないということになります。

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③指紋認証について

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 3つ目の解錠方法として、指紋認証による解錠ができます。この方法なら生体認証なので、カードキーのように管理するモノはありません。テンキーで問題になっていた情報の漏洩のリスクもありません。唯一管理するといえば誰が解錠できるのかという点です。また、予め指紋を登録しておかねばならず、いつ登録するのかが問題になります。
入居者が入居中には、第三者が侵入可能になるのでセキュリティ上当然登録できません。

ではどうしたらよいのか?

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スマートドアロックのセキュリティについて

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3種の解錠方法があるのはわかりましたが、それぞれ一長一短あります。リスクヘッジと利便性は相対関係にあるので、苦しいところです。
ここは、それぞれ部屋の状態によって変えていくことが良いと考えます。このスマートドアロックは、カードキーの登録以外は入居者が自由に変えることができます。入居者が入居中は自由に3種とも自由に利用していただきます。入居者が退去時にカードキーは返却いただいた上、カード情報と指紋の情報、暗証番号の削除を実施します。これで今までの入居者は入室不可になります。加えて原状回復工事時とその後の管理用に暗証番号を設定します。これにより入室可能者は不動産関係者のみとなります。内覧にはこの暗証番号を利用します
次に新規の入居者が決まったら、新しいカードの登録と入居者による暗証番号・指紋の登録を実施します。
【管理】は無くなりません。しかし、物理鍵の授受や管理といった煩わしさからは解放されます。物理鍵の紛失や不正コピーといったリスクが回避されるかわりに、新たなスキームが発生しますが、管理にかかる時間やコスト物量を鑑みると、スマートドアロックの導入は一考の価値ありと思います。

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まとめ

 スマートドアロックを導入することで、従来から存在していた鍵の様々な問題を解消することが出来ます。不動産仲介業者の内覧時の鍵の取り扱いやその鍵の管理方法、管理方法に対するオーナー様の心配等々、大きなことから小さなことまであげていくときりがありません。前編でも申し上げた通り、非接触型の世の中になりつつある今。不動産管理者様の負担も大幅に減り、内覧の手続きもスムーズになり、マンションのオーナー様もセキュリティー対策がどうなっているのかを簡単に把握することができます。更にスマートロックやその他のスマートホーム設備を導入することで、お客様に安心安全の居住空間を提供することもできます。それによってマンションの資産価値の向上にも繋がります。

次回後編では、イレギュラー時の対処法やトラブルの内容を紹介します。

(kou)

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