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スマートドアロックを導入すると!?~後編~

次世代スマートホーム&スマートレジデンスの運営メンバーkouです。

前回は私たちの提供するスマートドアロックの使い方や、セキュリティ対策について記事にしました。今回は、万が一の時のトラブル対策と、事例を紹介します。

スマートドア

トラブル対策について

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このスマートドアロックは電池式です。1日10回の開け閉めで半年ほど使用可能です。当然電池が切れそうになれば、玄関外のドアのテンキー部分に警告表示が出ます。そのタイミングで電池交換をしていただければ問題ありませんが、万が一交換しそびれてしまった場合には中編で紹介したような3種類の解錠ができなくなります。その場合には、玄関外のテンキー上部に電極がありますので、9V電池を+-の向きに気を付けて当てることで、応急的に電流が流れ3種類の方法で解錠することができます。
また、マンション自体が停電時になってしまっても電池可動式なので解錠できなくなることはありません。

IoT対応について

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厳密に言いますと、このスマートドアロックは”まだ”IoT製品とは言えません。IoTとはモノのインターネットの意味で、インターネットにつないで何か機能がついて初めてIoT製品となります。本来は、外出時にスマホなどから遠隔操作で解錠・施錠ができてスマート化したと言えますが、現在敢えてその機能を外しています。

電池消耗問題

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スマートホームでこのスマートドアロックを組み込むためには通信機能で無線LANを導入しないといけません。無線LANを使用するということはその機能を生かすために電力が必要です。また、いつ遠隔操作で解錠・施錠の指示が来るかわからないので、常時無線LANで接続していることが望ましいのです。規格でいうところのWi-Fiが適当なのですが、Wi-Fiは思いのほか電力を使うので、他の機種では電池対応だと1か月ほどしか保ちませんでした。毎月電池交換するのは思いのほか大変です。現在改良中の案件です。

セキュリティ問題

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同様にセキュリティ面においても、本当に遠隔操作で解錠・施錠できることが安全にできるのか疑問視する声がありました。中編でも書きましたが、セキュリティと利便性は相対関係にあります。便利になればなるほどセキュリティが緩くなることが多いです。逆にセキュリティを強化するほど使いづらくなります。

IoT製品としてのスマートドアロック

見出しを追加

現在ドアロック機能はインターネットにつながってはいませんが、他のガジェットと組み合わせることで機能の拡張をしています。例えばドアセンサーです。このセンサーはドアの開閉を検知しますが、帰宅時に自動的に玄関の照明を点灯させたり、簡易的なセキュリティとして不在時にドアが開いた場合にアラームとしてスマホに通知したりする機能を追加できます。これは、あくまでもセンサー側がインターネットにつながっているのでできる事で、厳密にはドア自体が持つ機能ではありません。また以前紹介した、Akuvoxとはカードキーの共通化などの連携はできます。通信機能は開発中とのことなので、いずれはIoT化されると思います。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。今回は【鍵のお悩み解決します】をテーマにして前編・中編・後編とお送りしてきました。私としても初めての長編の記事になりました。メンバーの皆さんに協力してもらいなんとか完結することが出来ました。感謝しています。

さて、いかがだったでしょうか?鍵の問題はマンションに限らず、様々な施設、店舗等ありとあらゆるところについています。これからさらにIoTが進めばより便利な世の中になっていくと思います。ですが、私はこう考えています。ただ利便性だけをよくするだけではもうダメだと感じています。その便利の中にはセキュリティーの問題やプライバシーの問題など様々なものが潜んでいます。これからは住む側・住まれる側両者で安心・安全の居住空間を創り上げていくことが重要だと思います。

安心・安全の居住空間を創り上げる第一歩として、

スマートロックの導入是非一度検討してみてはいかかでしょうか?


(kou)

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