おぎちゃんしつこすぎてキモイ◯

井上は若いしまだいけるよ!がんばろ!

井上直樹vs.扇久保博正

1R

井上が前足で下段蹴り、扇久保は前足を引いて外し、井上の追撃、扇久保は右前に構えて井上の左手を抑え、井上の逆突きを外して回る。

井上の強い順突き、扇久保は手のひらで払い、前足で井上の脚を蹴りにいくも、井上は前足を引いて外し、すぐに近づいて井上が前足で左下段蹴り。扇久保がコーナーを背負うと、井上がまた強い順突き。扇久保は辛うじて外し、コーナーへ追い込まれるのを予防しようと回るが、井上は虚実で煽って扇久保を追い込み、左をついてロープを背負わせる。扇久保は左中段蹴りを出すが、井上は構わず追い込む。

扇久保が出ようと左の下段蹴りを出すも、井上は蹴り返して順突き。扇久保は小さく潜って回り、コーナーに。

井上がまた順突きを打ち、扇久保が左の蹴りを合わせようとするが失敗。片足立ちのところを扇久保はもらってしまう。

回ろうとするが扇久保は出れない。井上へ扇久保が左下段蹴りを出すが、井上は受け流して順突きを返す。扇久保はコーナーから出ようとするが、井上はリングを切り続けてコーナーから出さない。

井上が左下段から右の鉤突き。扇久保は下段は防がず、右の鉤突きを腕で受け、左の振り打ちを想定して右へ屈伸。井上の強い順逆二連。扇久保はギリギリで避けてロープを背負いながら回る。

扇久保の左下段、井上は前足を引いて直撃を避け、すぐ圧力をかける。井上の順逆二連から右上段蹴り。扇久保は腕を打たれるも、ロープから脱出。回ろうとする扇久保に、井上が順逆二連、扇久保は回避し損ねたが、まともには入らない。扇久保は井上の順突きに左の蹴りを合わせようとするも、失敗して井上の右中段蹴りをくらう。アクシデントで一旦仕切り直し。

扇久保は即左の下段蹴り、井上は不意をつかれたが、慌てずに処理。井上が中段前蹴りから順突き二つ、扇久保はロープまで下がり、直ぐに左の下段蹴りから右の下段蹴り。井上が耐えると、中段へ扇久保の蹴り。隙を隠す為に扇久保が下がるが、井上はそこにつけ込み前進。追い込んだ井上は、順逆二連、扇久保が回るのを優先した事を感じたり、間をおかずまた順逆二連突き。

ロープに井上が扇久保を追い込み、井上の左の振り打ちから右の直突き。扇久保は左の蹴りを合わせようとするも失敗。扇久保が井上の右へ回ろうとするも、井上が扇久保へ強い右。

井上は扇久保の蹴りから先を取る機を覚え始めた。扇久保の左の下段蹴りへ順逆二連突き。逆突きは扇久保の腕を叩いたが、順突きは腕の隙間を縫って当たる。

井上が突きに偏ると、扇久保は井上へ右の下段蹴り。井上は構わずロープへ扇久保を追い詰める。扇久保が井上を引き離そうと左の下段蹴りを打つが、井上を前足を引いて外し、すぐに元の位置へ陣取る。

扇久保が左の中段を合わせようとするが、井上は逆に先の先を取って扇久保に順突きを当てる。

井上は中段前蹴りを打ち、扇久保は払おうとするが、僅かに間に合わない。扇久保が左の上段を蹴るが、井上は防いで順突きを返す。

扇久保はしつこく井上の前足を蹴るが、井上は前足を軽く引いて外す。扇久保の左中段蹴りに、井上は先の先を取って順突きから右の下段蹴り。

扇久保が右下段蹴りを井上の奥足へ当てる。扇久保の左の下段蹴りを井上に当て、井上は防がず順突きから右の下段蹴り、扇久保は逆突きが印象強く、頭を守り、下段で扇久保の足が流れて転倒。井上がすぐ高い蹴りを打ちにいくが、扇久保が離脱して回避。扇久保が左の中段を蹴りにいくが、井上もこれを回避。

中央に戻るが、扇久保はジリジリと後退し、コーナーに入りかける。井上は扇久保の前進を予測して上からの右鉤突きを打ち込む。扇久保が順振り打ちを放つが、井上は腕で防いで追い込む。ロープに沿って扇久保が後退し、井上の順突き。井上の順突きに合わせて扇久保の朽木倒し、井上は踏ん張るが、扇久保は下に倒れて足をかかえたまま引き込む。

井上は上を取り、扇久保に上から打ち込む。扇久保が立とうと下から井上の脇を差すが、井上は腰を落として体勢を保ち、扇久保の頭を繰り返し打ちのめす。

扇久保が殴る空間を潰す為に井上の脇に頭を近づけると、井上は肘で扇久保の側頭部を打つ。井上は扇久保の頭を押さえ、挟まれた左脚を扇久保から引き抜こうとするが、扇久保はしぶとく外せない。井上は削りを優先し、肘を多く落とすことを優先する。

扇久保は井上の脚にしがみつくように揺さぶり、井上は体勢を整えつつ肘で削る。

扇久保は肘で打たれながら井上に悟られないよう、井上の腰に足を当て、一気に押して突き放す。井上を突き放し、扇久保と井上は立ち技に戻る。

井上は立ち際に上段蹴りを狙うが、扇久保は読んでおり払って受ける。

扇久保は井上が強い順突きの距離を探していることを察知し、右の大きい鉤打ち。井上の左肩を叩くが、井上は警戒して距離を取り、離れた後、扇久保の左下段蹴りに合わせて井上の順突き。扇久保は頭を下げて外す。

井上が圧力をかけると、扇久保は素直に下がり、井上の順逆二連突きから逆突き。扇久保は順逆突きを下がって外し、最後の逆突きに合わせて朽木倒し。

井上は扇久保の朽木倒しを、扇久保の左脇を掬ってしのぎ、扇久保の腹へ膝を入れて突き放そうとするも、扇久保は離さない。扇久保が膝を打ち返して離れない意志を示すと、井上は逆に扇久保を小外掛けで投げて上を取ろうとする。

扇久保は投げさせず、体勢を乱した井上へ上げ突きを当て、井上は一旦距離を取る。

井上が強い順逆二連突きを打つと、扇久保はしゃがんで外し、扇久保は左の鉤突きから井上へ近づく。井上はこれを反り身で外し、また距離を保つ。

井上は扇久保を抑える順突きを見せ、扇久保は中央に押し戻されてしまう。

扇久保は井上の順突きを払って受けると、一拍あけて遠くから朽木倒しをしかける。井上はすぐに回って背中を取る。井上が扇久保の胴を両足で挟み、あとは扇久保の掴んだ手を越えて、裸締めを成立させようとする。井上は扇久保を背中から襷がけ握って固定し、あと一歩のところで時間切れ。

2R

井上が扇久保の前足を蹴り、扇久保は蹴り返すが井上は前足を引いて避けた。井上の順突きに扇久保が左中段蹴りを狙うが、逆に先の先を取られ、井上の逆突きを狙われる。扇久保は順突きはもらいつつも、逆突きは回って避け、中央へ戻る。

扇久保は打撃から切り替え、深く沈み込み、井上へ朽木倒しを意識させる。井上は順突きだけでなく、右の上げ突きの虚を見せて、扇久保の組みを躊躇わせる。

井上は上げ突きの虚をまた見せ、扇久保が止まったところを直突き。そこから左の上げ突きを打ち、扇久保が打ち返したところを右の鉤突き。扇久保の右鉤突きも当たるが、お互い浅い。扇久保が左下段を蹴るが、井上は構わず距離を保つ。

井上が右下段蹴りを見せるも、扇久保は中段横蹴りで井上の体勢を崩す。中央に戻るが、井上は順突きを扇久保に当てて前進する。井上がまた順突きをうつが扇久保は頭を下げて外し、井上の前足へ左下段蹴り。

扇久保が右左の鉤突きを打つが、井上は下がって回避。井上が順逆二連突きを放ち、扇久保がそこに合わせて胴組みを仕掛けるが、井上はそこを読んで膝を打つ。扇久保は浅くもらい、一瞬止まったところで、井上が扇久保の組みをがぶって、四つに組んて寝かせ、井上がまた上を取る。

扇久保が井上の足を脚で挟むも井上は落ち着いて扇久保の上体を押さえる。井上は寝てる扇久保の横を取り、馬乗りを狙う。井上は扇久保の脚をこえ、扇久保の腰を足で挟んで自由を奪った。

井上は上体を起こし、扇久保へ肘を落とし続ける。扇久保は体で突き上げて立とうとするが、井上は逃さず背中を取る。扇久保は回転して井上の脇を差すふりから更に回り、井上の上をとった。井上は三角絞め狙うが失敗。扇久保は井上の脚の中ではあるが、上をとって井上を押さえ込む。扇久保は井上の守りをこえようとするが、井上は下から扇久保をこえさせない。

井上は自らの膝をかかえるようにして扇久保の左腕の自由を奪う。井上は扇久保の両腕を両脇に抱えるが、扇久保は腰を浮かせて井上の脚の間から逃れようとする。片足を引き抜くことは成功し、扇久保は腰を浮かせ、すぐに井上を押さえつけるように体勢低くする。

扇久保は井上の背中で、斜めに腕を組み、肩固めの体勢を作る。井上が体を起こして扇久保を足で挟み直すと、扇久保は自らの体勢を守る為に一旦腕を外した。

井上が肘をついて立とうとするが、扇久保は井上の肘をとって立たせず、井上が扇久保の腰を蹴って立とうとすると、扇久保は深く覆い被さり井上が立つのを阻止。

離れて寝る井上に上から打ち込むも、井上が無理に立とうとし、扇久保は上がり切らない井上の頭を抱え、引き込んで立たせない。井上が体勢を整えて立とうとすると、今度は扇久保が井上の背中を取る。井上を背中からタスキがけに持ち、扇久保は裸締めを狙う。

首に腕が入らないので、扇久保は井上の首を固めようと頰の上から腕を組む。井上は辛抱強く耐え、下から扇久保の腕を押し上げるようにしてずらしてしのぐ。

扇久保は諦めず、また背中を取る。井上は扇久保の脚の組みを外そうともがくが、扇久保はそれをさせずずれない。

扇久保は残り時間が少ないことを察し、背中から井上の横顔を殴り続け、井上をともかく削る。

3R

井上が左下段を蹴るが扇久保は蹴り返し、井上は外すせない。また扇久保へ左下段蹴りを入れるも、扇久保は勢いが止まらない。

井上が順逆二連を打つも、扇久保は落ち着いて対処する。扇久保の左鉤突き、井上はもらいながら順突きを打つ。井上の運足が止まり、距離が詰まっている。井上がバテた。井上の順突きから右下段蹴り、扇久保は左下段を蹴り返す。

扇久保は順突きから左右の鉤突き。井上は丸まって防ぎ、腕の上から叩かれる。

扇久保の順突き、井上は右下段蹴り、扇久保の順突きを外して蹴るつもりであったが、扇久保の順突きを井上はまともにもらう。

井上の順突き、扇久保は反応できずにくらう。更に順逆二連突き、扇久保はもらいながら前進する。扇久保は順突きを外せない距離へ踏み込み、もらい続ける。扇久保の右の大きい鉤打ち。井上は下がって避ける。井上の右下段蹴り、扇久保は踏ん張って受ける。扇久保の右下段蹴り、井上はもらいつつ、横に回っていく。

井上の順突き、扇久保は額で受けた。また井上が順突きを当てようと近づいた途端、井上へ朽木倒し。持久力を失いかけている井上にはキツい選択。井上はどうにかがぶるが、ロープまで扇久保に運ばれ、更に背中で繋がれてしまう。腰を引いて四つ組みへ持ち込むが、扇久保の膝をもらってしまう。突き放して立ち技に戻すが、すぐにまた扇久保の両手刈り、コーナーに押し込まれる。体を入れ替えるが、扇久保はジリジリと組み直し、井上の重心を上げる。

扇久保が腰を組みにいくが、辛うじて井上は扇久保の左脇を掬い、粘る。後ろで繋いだ手が外れたところで、井上が鉤打ち、扇久保はもらったところで、井上は扇久保を突き放して距離を作る。

井上は扇久保に順逆二連を打つも、扇久保はすぐに左右の振り打ちで返す。井上は頭を振ることができず、腕を立てて耐える。

扇久保が強い鉤打ちを振り、井上が一瞬止まる。扇久保は今度は打ち気だけ出し、井上に両手刈り、井上は反応が遅れ、コーナーに押し込まれた上で組ませてしまう。

井上は扇久保の腕を引き上げようと試みるが、扇久保は井上の横を保持し、井上の片腕を両腕で対抗する場面をつくり続ける。

井上が扇久保のより下に入ろうとするも、扇久保はさせずに井上の胴を取り続け、膝に乗せて投げる。井上は立とうとするが、扇久保は離さない。

井上が立とうとするも、扇久保はその隙をとって井上の脚を越え、上を狙う。

扇久保は肩固めを仕掛けてみせ、井上の背中に回ろうとするが、井上は扇久保の脚を押さえて立ちにいく。扇久保は今度は前から井上の首をとりにいく。井上が頭を引き抜いて回ろうとするが、扇久保は許さず反対側の腕を取る。井上はなりふり構わず振り解こうとしたが、扇久保は落ち着いて背中へ回り込む。井上が腰を浮かして立とうとしたが、扇久保はそこへ乗る形で井上の腰を足で挟む。井上が揺すって前に落とそうとするが、扇久保は脚をきつく組んでずれない。扇久保が井上の右へ体重をかけると、井上は維持できずゆっくりと膝をつく。

井上は完全に持久力を失い、それでも扇久保に向き合おうとする。扇久保は向き合うのを止められないと察知すると、脚の組みを外し、離れて顔面へ蹴り込む。井上が腕で押さえてしのぐと、また扇久保の胴組み。井上は尻餅をつく形で押さえつけられる。

立とうとしてもがくも、また扇久保は背中へ回り込み、井上を逃がさない。

扇久保は井上の頭を片足を組んで回れないように固定し、裸締めを狙う。井上はせめてもの抵抗として、扇久保の顔を叩き、扇久保は井上の首をほぼ取りかけたまま時間切れ。

扇久保判定勝ち。

作戦の推測とふわふわした評価

扇久保は井上の前進に合わせて、左の蹴りを繰り返し、井上の順突きを減らす腹積りであったと思う。井上に扇久保は右を強振させ、打ち合いに持ち込んだところで前脚に組み付いて寝かす。寝かしたら上を取って削り続ける。

ただ、井上の順突きをかなり過大評価して、序盤は打撃でかなり遅れを取ってた。右の鉤打ち振ったら、もっと楽に組み付けたんじゃ無いかな。

井上はKOを狙っていたように思う。順突きから順蹴りで扇久保を磔にする能力は十分あったと思うが、なまじ当たるからこそ前に出すぎた。立ち技で調子を保ち、後半勝負で良かった。

トーナメントだから、序盤に行けそうならいき、自分から組みへ持ち込まない。朽木倒しから背中を取る動きに自信があるので、扇久保が我慢できず組みにくるように、ともかく順突き順蹴りで扇久保を自爆に追い込みたかったのではないか。

どちらも相手への評価を間違えていたように思う。私も間違えた。

井上は2Rで肘を落とし続けて扇久保を削ったが、ここで上を失ったのが、井上の消耗の原因だった。井上は運足で立ちの勝負をするので、持久力が削れた時、扇久保より遥かに危険におかれる。

トーナメント考えなかったらわかんなかったと思うなぁー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?