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三冠馬の血統(コントレイル編)

Sire-line of Triple Crown Horse


 ちょっとマニアックな競走馬の話です。


 3冠馬となったコントレイルの話です。

 距離の異なる3つのレース「皐月賞(2000m)」「日本ダービー(2400m)」「菊花賞(3000m)」を勝った競走馬を、3歳クラシックの”3冠馬”って呼んでいるのです。

 これは日本の競馬史上8頭目の快挙なんですが、さらにコントレイルの場合は、まだ、一度も負けたことがないんですよね。

 3冠馬8頭のうち、無敗の3冠馬は3頭だけで、コントレイルの他にシンボリルドルフ(1984)とディープインパクト(2005)しかいないんです。

 ちなみに、ディープインパクトコントレイルのお父さんなんで、今回、無敗の3冠馬から、無敗の3冠馬が誕生したということなのです。


 競馬の楽しみ方はいろいろあると思うんですが、こういう血のつながりを追っかけていくことが、自分はたまらなく好きなんですよね。


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 今回、3冠馬となったコントレイル

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 なかなか男前な感じです。

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 ”青鹿毛”と呼ばれる真っ黒な毛色の馬体で、とってもかっこいいですよね。


 そして、お父さんのディープインパクト

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 こちらは ”鹿毛” と呼ばれる茶色の馬体です。

 あれ、親子で毛の色が違うんだ!と思いますよね。


 念のため、お母さんのロードクロサイト

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 こちらは ”あし毛” と呼ばれる灰色で、年齢を経ると真っ白くなるタイプの毛色です。(ちなみにロードクロサイトのお父さんのアンブライドルズソングの毛色も同じ"あし毛"です。)


 コントレイルは、お父さんともお母さんとも、毛色が違うんです。

 じゃあ誰に似たのかというと、私的には、お父さんのお父さん。つまりお祖父さんにあたるサンデーサイレンスに似てると思ってます。


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 サンデーサイレンスも ”青鹿毛” の真っ黒な馬体をしてたんですが、コントレイルに似てますよね。

 ただ、額の白い模様(流星と呼ばれます。)が、お祖父さんより小さめなところは、お父さんのディープインパクト譲りなのかもしれませんね。


 こんな風に毛色を見ながら血統をたどっていくだけでも楽しいと思いませんか?(←君だけだろw)

 もちろん、毛色が似てるからといって、能力も受け継いでるというわけではありません。
 見た目はそっくりだけど、性格が違ってたり、お父さんは長距離が得意だったけど、子どもは短距離選手!みたいなこともありますが、それはそれで楽しい部分なんですよね。

 でも、応援していた競走馬の子どもが、そっくりだったりすると、ついつい応援したくなってしまうのです。



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