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貧乏?

ホセ・ムヒカさん、「世界で一番貧乏な大統領」という肩書は知っていたのですが、それしか知らなかった。
以前ニュース番組を見て、すげー人だなって思いました。

消費文明を痛烈に批判してて、私も耳が痛かったです。


で、思い出しました。旅先で同じような事感じた事を、、、



この私のノートの

忘れられない味

この記事でちょっこと書いてありますが、1989年の春、私はインドネシアからアジア各国を貧乏旅行してました。

スマトラ島を旅してた時、電車で知り合った地元の大学生と仲良くなり、いっしょにご飯食べたり大学に遊びに行ったりして、「泊まっていきなよ」のお言葉に甘えて彼の下宿しているお兄さんのご自宅にお世話になりました。
夕方、公務員(たぶん市役所勤務)であるお兄さんが帰って来て、家族と(お手伝いさんも)いっしょにご飯食べて、庭のテラスに移って紅茶を飲みながらいろんな話をしてとても楽しかったのですが、ふと気が付いて愕然としました。


確かに自分が日本にいた時は当たり前のように自分専用の車やテレビなどを持ち、働いてお金を貯めれば海外旅行も簡単に来れた。
がんばれば彼のお兄さんのように、家を建ててお手伝いさんを雇い、家族を養い兄弟を大学に行かせるとこが出来るかもしれない。


でも毎日夕方には家に帰って、家族でそろってご飯を食べて、当たり前のようにゆったりと紅茶を飲む(イスラム教徒なのでお酒を飲みません)時間を過ごせるだろうか。


自分が日本に帰って同じような生活ができる自信はありませんでした。(現に出来ていません)
当時の日本はまだバブル景気の真っただ中で、世界第2位の経済大国、消費文明の最たる時で、インドネシアはどちらかと言えば経済的にはアジアでも下から数えた方が早かったと思います。



「どっちが貧乏なんだろう?」と愕然となったのでした。

でもムヒカさん、若いころは相当苦労したみたいですね。
そんなことを感じさせないあの笑顔。
あんなじーさんになりたい!  

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