見出し画像

図書係 山と川、本を介して人を想う【企画生インタビュー】

私たち「チームひだまり」は、コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく(企画メシ)2021」から生まれたプロジェクトです。

今回はまっきーが、企画メシから生まれたユニット『図書係 山と川』の片山さん&藤川さんにインタビューさせて頂きました📝

『図書係 山と川』は、丁寧に話を聞くことで、その人のための一冊を選書する企画。主に、片山さんはデザインなどを含めたプロデュース的な役割を、藤川さんは選書する相手のお話をじっくり丁寧に伺う役割を担い、お二人で選書されています。

実は今回、ひだまりメンバー・しょこさんの選書が終わったタイミングでのインタビューに💡『図書係 山と川』が生まれた背景や、活動への想いについても伺いました!

【プロフィール】『図書係 山と川』
企画メシ2021、片「山」さん+藤「川」さんからなるユニット。
事前予約制で、選書をご希望の方を受付中です!
「片山さん」岐阜県出身岐阜県在住33歳。書店勤務(東京)→地域おこし協力隊(鳥取)→地方公務員(岐阜)
note:https://note.com/seiya_ktym/
「藤川さん」群馬県出身31歳。地方広告代理店→都内広告制作会社勤務。
note:https://note.com/fujimeny/

「山」と「川」に込めた想い

―― 活動が始まったきっかけは?

片山さん: 企画生(受講生)のオンライン交流会「キカクの夜市」が、きっかけでした。キカクの夜市を主催している春花さんに、「交流会で本を紹介する企画をしませんか」と、誘って頂いたんです。そこから、やりたいことがどんどん膨らんでいって…。1人でやるより誰かとご一緒したいと思った時に、パッと思い浮かんだのが藤川さんでした。

藤川さんは、以前から「誠実な人」という印象が強かったので、迷わずお誘いしたんです。

―― 活動を始めて、いかがですか?

藤川さん: 自分の担当は選書させて頂く方のお話を伺うことなので、「聞く」ということを通じて、学びが多いですね。「聞く」ことは簡単ではないですが、その方の想いや人柄が伝わってくる中で、自分も選書へのイメージがふくらみます。

画像2

―― 図書係「山と川」という名前も、いいですよね!

藤川さん: 実は最初、マンションの名前が候補に挙がっていたんです(笑)。

そこから、片山の「山」と藤川の「川」と、名前から持ってくるわけなのですが…僕の中では、もう一つ意味を持っています。

自然の中の「山」と「川」は、ゆっくり時間をかけて出来上がるものですよね。自分たちも同じように時間をかけながら、その中で分かってくるもの、面白いものを感じていこうと想いをこめたんです。

”その人のための一冊”を選書するために

―― 選書はどのように行っているんですか?

片山さん: 時間はかかるのですが、自分たちが読んだことのない本も含めて、その方にお届けする本を厳選しています。藤川さんと「大変だけど、時間をかけてやろう」と、決めたからです。

きっと、自分の知っている本をお勧めするほうが簡単だと思うのですが、あえて時間をかけて調べて、探して、その人のための一冊を選書したいという話になったんですよね。

「あ、この人に声をかけて本当に良かった」と、思った瞬間でした。

画像1

―― 大変な作業ですよね。しょこさんの選書も、そのように?

片山さん: はい。まずは、読んだことのない本の中から、藤川さんが選び、二人で本を読むなどして、話しあいながら決めました。大変な作業ではあるのですが、面白いんですよね。

藤川さん: 僕も、自分の知らなかったことを知る機会にもなって、学びが多いです。

細く、長く、これからも続く

―― 活動を通じて、最近、新しい気づきはありましたか?

藤川さん: 今までは興味を持たなかったジャンルの本にも触れる機会があって、面白いです。例えば最近、短歌の面白さを知りました。きっかけは、片山さんが勧めてくれた穂村弘さんの『短歌の友人』。これがめちゃくちゃ面白くて。

片山さん: そんな風に一緒に面白がってくれる藤川さんがいてくれて、しあわせです。周りにそんな人いないですよね、なかなか(笑)。

―― 最後に、これからの目標を教えてください。
藤川さん: 細く、長く、この活動を続けていきたいです。皆さんのお話を聞くことで自分の学びになりますし、新しい本に出会えることも楽しいです。

片山さん: この活動の原動力は、決して「誰かに何をかしてあげたい」という気持ちではなく、自分たちが「話を聞きたい」という気持ちです。だから、これからも、多くの方々のお話を聞いていきたいですね。

あと、古本「庭文庫」の活動にも関わっているので、今後はこの場所も使いながら、藤川さんと新しい取り組みを始めたいと思っています。

******

図書係「山と川」のお二人が大好きなので、今回お話を伺えてしあわせでした✨

古本屋さんの活動が始まった際には、ぜひ岐阜県へ遊びに行きたいです😊

「#小さなしあわせみっけ」をつけて、あなたの見つけたしあわせも教えてください🍀

文:まっきー
Special thanks:しょこ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?