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宇都宮ブレックスがBリーグ王者になった話-1〜準Vから悲報、そして新生ブレックスの誕生〜

2022.05.29

ファン歴7年目にさしかかる、我らが宇都宮ブレックスが、この日5年ぶり2回目のBリーグ王者となった。

今回はテレビでの観戦となったが、優勝したのが信じられず、でも私嬉しすぎて泣いてるし、やっぱ優勝したんだなって思った翌日の朝、TwitterのTLやインスタのpost, ストーリー見てじわじわ実感が湧いている。

今回の優勝は、単に、「勝って嬉しい」にとどまらないいろいろな気持ちが合わさっての「嬉しい」がある。

優勝候補と言われていたがまさかの・・・

ブレックスは昨シーズン、地区優勝*1し、チャンピオンシップ(以下CS)の舞台へ乗り込んだ。

*1)Bリーグは東地区と西地区の2つの地区にチームが所属し、それぞれの地区優勝がレギュラーシーズンの勝率で決まる

地区優勝だと、準々決勝(QF)と準決勝(SF)が自分のホームコートで開催できるので、いわゆる
ホームコートアドバンテージがある。
ブレックスもホームコートアドバンテージを存分に活かし、QF,SFを勝ち進み、ファイナルの舞台へ進んだ。

チームメンバーは過去最高とも言われ、このチームなら優勝以外ありえないだろうというのがファンを始め周りの評価だったと思う。
私も、これで勝てないとなるとどうすりゃいいんだろ?という気持ちで見ていた。

しかし、結果はファイナルで強豪千葉ジェッツに負け、準優勝。
CSはすべて2勝したほうが勝ちで、Game1●→Game2○→Game3●と最終戦までもつれ込んで負けた。

「このチームで負けるのかぁ・・・」というショックが襲う。

さらなる悲報

さらに追い打ちをかけたのが、シーズン中から噂にはあったが、長年ブレックスを支えてくれた大黒柱である主力選手2名と、このシーズンから
ジョインしたばかりで高いアジャスト力でチームの勝利に貢献してくれた選手が退団することに。
私自身この主力選手2名がいないブレックスを知らないので、一体どうなるのかとハラハラしながら、ストーブリーグ*2へ突入した。

*2)ストーブリーグとは - コトバンク

結果、ブレックスは、日本人選手は全員契約継続、1名の外国籍選手も継続となり、あと2名の外国籍選手が一体どんな選手が来るのか、が肝となった。
コロナ禍でなかなか交渉も難しいと予想された中、なんとか新外国籍選手の入団が決まった。

チーム再構築の困難さ

他のスポーツでもそうだと思うが、外国籍選手はいわゆる"即戦力"を求められる。
特にバスケットボールはフィジカルの差がもろ出るので、体格で不利な日本人のBリーグのチームにとって、いかに戦力となる外国籍選手を獲得できるかは勝利に直結する。しかも、バスケは展開がとても速く、コミュニケーションや連携がとても大事なのでそこで僅かなズレやミスが起きれば途端に逆転されたり流れを対戦相手に持っていかれてしまう。

Bリーグで上位チームと言われている千葉、A東京、川崎の共通点としては、長年同じ外国籍選手(または帰化選手)が在籍していて、連携のレベルが高い。
ブレックスは先に書いたように、長年いた外国籍選手(含む帰化選手)が退団・移籍してしまったため、チームづくりは他の競合と比べても大変になるシーズンであることが予想できた。

そして、10月にシーズンが開幕し、その予想は的中した。

その2に続く。

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