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この彼が私の中身には興味はないことは
分かっている
私の視線と私の興味は彼のもっと奥にフォーカスしていて
分かっていながら
黙って話を聞いて私は彼を泳がせて彼が本音を吐くのを
待っていた
冷静に
我侭な態度を取る彼の奥を見てなんだかどうして彼を愛に
浸そうとしていた


枯渇した何かを埋めようとして理性を失って
私を
騙そうとする
見え透いた嘘
穴だらけの

必死なんだよね
大丈夫かなって心配になるほどに

だってもうどうみてもだよ
あなたは限界も限界
壊れた心と体をどうにか組み立ててない物体で
そこにいる


いないよここに
今のあなたあなたがいない
ホントの
あなた

気づかないのかな
消えそうなんだ
立ってすらないよ

そこにいるあなた
幽霊みたいなんだよ


私を右往左往させていることに
罪悪感を感じて落ち込む様子は
感じ取れる
手を止めずに一生懸命仕事に励む彼を
少しウットリと
少し悲しく
冷静にずっと眺めている 



私は
騙されてるようでそれを嘲笑うかのように
冷静だった


彼は拒んでいた
今までに傷つけてしまった人がいたからだよね
それが彼を躊躇させているようで
傷つけちゃうから
それが私を拒む理由だった


私はか弱い中学生や少女じゃないのにそんな事で
傷ついたりしない
話をしてくれない
あなた
心を閉じて刺すような言葉で私を遠ざける
あなた
そんな態度に心をすり減らしているだけ


騙すあなたが何故そうするのか
少しは分かる
刺すような抉るような態度を取るあなたが何故そうするのか答えを知るまで話を
聞こうとしてる

それさえもぐちゃぐちゃに丸めて投げるあなたには
少し悲しくて
怒っていて
あなたにそれを向けるにはあなたはか弱すぎて
すぐにぺしゃんこになってしまいそうだから
堪えてる


それを汲み取れない余裕のなさ
たまに冷静になって落ち込んでるんだよね
その心表情に漏れてるよ


話すタイミングが分からなくなる
気を使って
いつ話したらいいか分からなくなる
気軽に誰でも
いつでも話すのは苦手だから
だから読み取る能力は身についたのかな
想像力は身についたのかな

馬鹿だな
こんなに深い愛がここにあるのに
ここにあるこの愛に浸ることもできるのに
あなたは閉じこもってしまう

馬鹿だな
一生そうやって生きてくのかな
ここに愛はあるんだよ


始まってもいなくて
終わったんだよね

嵐みたいに踏み荒らしてさ
迷惑かけてごめんの1秒後にはその言葉は消えた
よね

汚したらダメじゃん
お前はクソ野郎かよ


だからさ
何時までもいい加減に
壊れたままの笑顔振り撒くの
止めなよ
ここは聖地だよ


怖がらずに
飛び込んでくれたら
この愛に
浸してあげたのに
馬鹿だな


魅力的
だったんだ
天使みたいな
笑顔

魅力的
だったんだ
悪魔みたいな
素顔


"どれも好きだよ"


撮らせてくれないんだ
見せてくれないんだ
図られたのはキャパだよね
足りなかったよね私

知ってるんだ
底抜けにわがままな
あなた
知ってるんだ崩れそうな

あなたを
魅力的に写せたのに
私なら

好きだったんだ
その脆すぎる心
被写体がいない空虚な
フォーカス。
focus・・・






そろそろ光が降り注ぐ明るい森でも
散歩したいな








~執筆;花瓊檸
(かぬれ。)~

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◇ぱくたそ◇さんからお借りしてます。
ありがとうございますっ(*´ω`*)ノ
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過去を語り今を語り私の大切な記憶をここに残します。 思い描いていることを少しずつ何か形にしていく場所にしていきます。