季節の移り変わりを感じる

昼間は陽射しに溢れ、風もなく穏やかだった。日に日に春が近づいている。
目に映る風景が彩を帯びて、生命の息吹に溢れ始める―そんな古から詠われたり記されること以外に、春の近づきはこんなところからも感じる。

駅前のスーパーで食材を買い込んでいたら、冬の間よくお世話になっていた商品が消えたのに気づいたとき。
鍋用の野菜セットや おでんセットが売り場から消えると、冬も終わるんだなと気づく。

電気使用量のお知らせの請求額が家計に優しくなり始める。感性ではなく、実感として身に染みる。

随分と俗的ではあるが…季節はまた一つ、進んでいる。
相変わらずの落ち着かない世情だが、無事で迎える日常の有難さを思う週末。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?