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Evernoteと同じ様に使えるノートアプリを探しているけれど、UpNoteはその役割が果たせるか?

もう何回、何十回この行動を繰り返しているのか。笑

Evernoteを使い始めて8年になります。

と言っても最初からヘビーユーザーだったわけではなく、ガッツリ使うようになったのはこの2〜3年。

でもアプデがあるごとにイラっとして『他のアプリに移行しよう』と探しては、やっぱりEvernoteの使い勝手に舞い戻ってしまい…そしてまた『イラッ』を繰り返しているところです。
懲りない。笑

最近の『イラッ』の原因は、ノートを書いてすぐ別のノートに移ると直前に書いた内容が反映されなかったり、ちょっとしたことで更新のタイミングが合わないとせっかく書いた文章が消失してしまうこと(ゴミ箱にも残らない)。
以前は定期的に自動バックアップが取られていたようで、ノートの更新が被ったりうまくいかなかったりするとノートが複製されて『競合するノートがあります』の様な文言が出てきていたんです。
複数ノートが作られてしまうこともまた鬱陶しかったけれど、書いた物自体が消えてしまうくらいならあの機能を残してほしかったというのはわがままなのか…

大体アプデ後にこうやって不具合が発生するんで、いつものことっちゃいつものことなんですけど。

私は複数のノートを移動しながら文章を書いたりするので(しかも文末に書き足していくわけではなくノートの途中に加筆修正することも多いため)、どこが消失したのか瞬時には気付きにくくて。

当初は色々書いているうちに『この文言どっかで書かなかったっけ?』と疑問に思い、でも探しても見つからない、頭で思い描いただけ?と自分のせいにしていたんですが、同様のことが何度かあり、とうとう直前に書いたノートにすぐ戻って書いた場所がなくなっていて発覚、試してみてこれはEvernoteに書いた文章が消失してるんだってことが判明して、嘘だろ?と。

せっかく書いた文言がどのタイミングか分からず消失してしまうことで、自分の書いたノートを信頼できなくなるわけです。
これは困った。

とSNSで呟いたら『空改行を最後に打てば更新されます』って教えてもらったんですけど、もちろん教えてくださった方には感謝!なんですけども、結局ちゃんと保存されているか逐一確認しなければならない手間だとか、根本的な問題として普通に打ってた文章が(今までは保存されていたのに)普通に保存されないってノートアプリとしてはダメでしょって話で。

で、もう何回目かになるノートアプリ探しです。
前置き長くなりましたが。

Evernoteに代わるノートアプリ10選!みたいな記事はたくさんあるので、ここでは実際に私がEvernoteの代わりに使えるかということに的を絞って使ってみたノートアプリの感想をつらつらと書いていきます。
自分の備忘録も兼ねて。

ちなみに私はiPhone、iPad、Windows使いで全ての環境で滞りなく使いたい派なので、マルチプラットフォームで使えることを前提に考えています。
※単独でしか使えないアプリ、Apple環境でしか使えないアプリは選考対象外

私がノートアプリに求めるもの

まず、私のEvernoteの利用用途は以下です。

・スケジュール管理
・日記
・ブログの下書き
・思いついたことを箇条書きメモ
・ToDo
・プログラムメモ

これらの用途を満たすために、以下の機能をノートアプリに求めています

・過去のノートからの詳細な検索
・タグ
・ブックごとのソート
・表
・チェックボックス
・マルチプラットフォームで使えること
・特定ノートへのショートカット

逆に以下の(Evernoteの標準)機能は使っていないので比較対象外としています。

・画像やpdfからの文字検索
・手書きメモ
・webクリッピング
・音声保存
・名刺など特定文書(画像)の読み取り機能

候補①Notion

Evernoteに代わるノートアプリの候補に必ず出てきますね、Notion。
でもこれEvernoteとは決定的にてってーてきに違うと思っていて。

Evernoteはノートアプリというか紙でもイラストでも全部同じ形でスタッキングできるツール、対してNotionは簡易webサイト制作ツールというか、オリジナルwiki作成ツールというか。
そもそもの用途が違います。

機能面で言ったらできることはNotionの方がとても多いです。
でも複数のテキスト(ノート)を扱うには1つ1つリンクを作っていく必要があったり、単純に自分の記憶をどんどん思い付きで無作為に積み上げるには不向きかなと思いました。
(もしかしたらEvernoteと同じように使える方法もあるかもしれませんが、その技の習得にまで手間暇をかけていられないので…)

というわけでEvernoteの代わりとして使うには至らず(至れず)。

候補②Zoho Notebook

たぶん1番Evernoteに近い感覚で使えるのはこれかなと。
一時期Evernoteからデータを全部インポートしてしばらく使ってました。

でも、こう、痒いところに手が届かない。

ノートのリスト表示が詳細一覧にできなかったり、ショートカット機能がなかったり、ブックごとにソートの設定が変えられなかったり。

この「ソートがブックごとに変えられない」ってのが実は私にとってはわりと痛手でして。

私がEvernoteを使う際は、日記用のブックはタイトルに日付を入れて名前の降順に、メモしたりアイデア出ししたブックは更新日順に、ブログの下書き用ブックは作成日順に、とブックごとにソート順を変えているので、一括指定しかできないのは辛かったんです。

Evernoteではショートカット機能も地味に使っているので、特定のノートを分かりやすい位置に持ってこれないのも使い辛い点でした。

結局1ヶ月くらいZohoNotebookだけ使ってみましたが、最終的にはEvernoteにコピペし直すという結末となりました。

候補③Microsoft OneNote

無料で使えるOneNote。
Microsoft社の製品ですが、アプリもあるのでWindows以外のプラットフォームでも使うことができます。

Evernoteはテキストを積んでいくイメージですが、OneNoteは自由レイアウトで実際のノートのように好きな場所に好きなように書いていく感覚で使えます。
テキストデータも描画も同じノート上に配置できますし、重ねたりすることも可能です。

これが私には向いてなくて…笑
少しだけ使ってみましたが、結局Evernoteの代わりとして使うことなく終わりました。

レイアウトができるということはレイアウトに思考を取られてしまい、ただひたすらテキストを積みたいという部分が疎かになるというか。
昔からどうしてもノートをきれいに作りたいタイプの人間だったので、そちらに意識が引っ張られてしまうんですね。
せっかくメモを積み上げたいのに元も子もないというか。

あとはタグ機能がないこともOneNoteを選ばなかった理由の一つでした。

候補④UpNote

現状、大本命なUpNote。
画面回りの使い勝手がとてもEvernoteに近い。

というか機能云々の前に、動作がすこぶる早い…!
Evernoteの、ノートを開く時の一瞬待たされる感じが全くありません。
リアルタイムでクラウド更新もされ、不安感なくすぐに別のデバイスで作業を続けることができます。

これを、この安定感をEvernoteに求めているんだ…!
AIクリーンアップなんて機能いらないからデータが消えてるかもなんて謎の不安を抱かせないでサクサク動かしてくれればこんな浮気みたいなことしないのに!(ド本音)

…さて。

UpNote、無料版でも50個までノートは作れるようですが、Evernoteからのインポート機能や表など使いたい機能が制限されてしまうため、試しに1ヶ月だけサブスク契約してみることにしました。

ちなみにUpNoteの価格は以下のようになっています。

サブスクリプション:100円/月
買い切り:3,500円(AppleStore/期間限定)

UpNoteアプリより(2023/08現在)

試しにEvernoteにテストデータを幾つか作ってUpNoteにインポートしてみましたが…

うーむ!
完全にキレイに移せるわけではないようです。

作ってみたテストデータは以下。

①表
②各種文字装飾(マーカー・太字・カラー等)
③リスト(通常リスト・番号リスト・チェックリスト)
④Evernote内のリンク
⑤タグ

実際のインポート結果はこうなりました。

①表:一部崩れる
②各種文字装飾:問題なし
③リスト:通常リスト・番号リストは問題なし/チェックリストが一部通常リストになってインポートされる
④Evernote内リンク:(当然ですが)リンクは無効(Evernoteの該当ページに飛びます)
⑤タグ:Evernoteのようなノート本文と別のデータではなく、ハッシュタグ(#)付きでノートの一番最後にペーストされる

ノートとしては今後使っていく分には問題なさそうですが、Evernoteからのインポートデータは逐次修正が必要なのかなってところ。

ちなみにUpNoteはEvernote形式のデータをインポートできますが、UpNoteからEvernote形式でのエクスポートデータは作れません。
UpNoteで作ったノートはテキスト、HTML、PDF、Markdown形式にエクスポートできますが、Evernote側ではEvernote専用形式かテキスト形式しかインポートできません。(PDFはEvernote側でインポートフォルダを指定することで読み込むことができます)
UpNote→Evernoteに移したい場合は、ノート数が少なければノートごとコピペして装飾を修正した方が早い気がしました…

大きく使い方が変わる部分のひとつとしては、タグの位置づけも気になるところでした。
Evernoteではノート用のタグは本文とは別のものとして保存されているため、本文中にタグがあってもタグとしてはピックアップされません。
一方UpNoteでは本文の一部としてタグが保存されます。

私はEvernoteでInstagram用に複数のタグを組み合わせたメモを作っているんですが、UpNoteだとノートに書いたタグが全部本文タグとして読み込まれてしまうため、本来他のノートには指定していないタグを読み込んでしまうのがどうなのかなと…。
UpNoteではタグの自動抽出をオフにもできますが、タグ機能をオフにするとタグとして生かしたいものもタグとして認識されません。
検索を細かくしたい勢としてはこの辺がちょっと悩みどころです。

とは言え最悪テキストデータが持ってこられればいいのかなと思ってるところもありつつ、でもやっぱりできるだけそのまま使いたかったなって部分もあるので…この手動修正が自分自身どれくらい耐えれらるのか、それ次第なところかなぁと思ってます。

あとはUpNote側でノートの作成日や更新日が見られないのがちょっと引っかかってます。
厳密には設定画面から作成日か更新日『どちらかを』表示する(またはどちらも表示しない)という設定はできるんですが、Evernoteの『ノート情報』みたいなものでどっちも見ることはできないんだなと。
データとしては持っているみたいなんですけどね。

現在UpNoteを使って10日くらいになります。
新規でノートを書く分にはほぼ問題なく使っています。
(リストマークなど見た目の若干の違いでまだ慣れない部分があるくらい)

比較とか言ってますが、なんだかんだ言い訳して結局のところ新しいものを受け入れたくないだけなのでは、という思いもあったりして。笑
同じものではないんだから、ある程度の違和感や移行時の手間は仕方ないんですよね。
そもそもEvernoteがもっと安心安定して使えればこんなことには…

UpNoteのサブスク日数がまだ残ってるので、もう少ししっかり使ってみて今後どうするか決まったらまたnoteでご報告できたらなと思います。

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