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ロビト市とロビト港の思い出(1)

さて、先日はこちら ↓ の記事で

ある程度ナミベにけりが付いたので、

本来ならば
ナミベ以上に思い入れも思い出も
ふんだんにあろうものだろうに

残念ながら
そうは問屋が卸さなかった
アンゴラのもう一つの港町、

「ロビト」

について書いていこうと思います。

ロビト
アンゴラ共和国のベンゲラ州にある市で、
鉄道ファンには意外と有名な
ベンゲラ鉄道の始点に位置します。

ベンゲラ州の位置 ↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%A9%E5%B7%9E

ロビト市の位置 ↓

            https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%88

ベンゲラ鉄道 ルート

https://www.conexaolusofona.org/angola-e-zambia-discutem-ligacao-por-estradas-e-caminhos-de-ferro/

ロビト駅 ↓

https://www.facebook.com/191317944231647/photos/esta%C3%A7%C3%A3o-terminal-do-lobito/792100447486724/

遠足かな?😊

https://www.verangola.net/va/pt/092021/Transportes/28196/Corredor-do-Lobito-volta-a-crescer-comboio-expresso-prepara-rota-para-o-Luau.htm

ロビト市と州都ベンゲラ市の中間地点の
カトゥンベーラ (Catumbela) 駅

 https://www.portaldeangola.com/2014/04/17/porque-a-provincia-de-benguela-cuia/

🚃🚃🚃🚃🚃


ロビトもナミベ同様
平和で小さな町ですが、

もう一度泊まりたくなる
ホテル・テルミナス
(Hotel Terminus【
ール・ールミヌシ】
があったり、

↓ こちらの記事で書いたアイデア・レジを完備した
量り売りレストランがあったのも
この町でした。

また、ロビトは
フラミンゴが飛来することでも有名なのですが、
最近は水質の悪化などから
その数が激減しているとのことです。

ロビトの町 ↓

中心地と港湾&住宅街を隔てる橋
(https://www.jornaldeangola.ao/ao/noticias/lobito-quer-voltar-a-ser-a-sala-de-visitas-de-angola/)
市役所
(http://arquiteturacidadeprojeto.blogspot.com/2014/06/a-cidade-de-lobito-em-angola.html)
郵便局
(http://arquiteturacidadeprojeto.blogspot.com/2014/06/a-cidade-de-lobito-em-angola.html)
中央市場(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mercado_Municipal_de_Lobito_2_(cropped).jpg)
       砂州 (https://twitter.com/bradtangola/status/1198284117378584577)
砂州の入り口にモニュメントとして置かれた船
(http://timoneirosembarco.blogspot.com/2012/12/lobito.html)

🏠🏘🏡


そして
このロビト市にあるのが、
アンゴラ第2の商港、
その名もロビト港、こと

「Porto do Lobito」

【ポルトゥ・ドゥ・ロビットゥ】

です。

                          https://mapcarta.com/pt/W277801866

ロビト市とロビト港 ↓

 http://arquiteturacidadeprojeto.blogspot.com/2014/06/a-cidade-de-lobito-em-angola.html


先日、ナミベ港については
「施設もボロボロ、機材もほとんどなく、人材も能力不足」
であった旨記しましたが、

ロビト港も施設は老朽化が進んではいたものの、
ナミベ港とは逆に、
初めて訪れた2005年であっても、
50年以上前からある岸壁クレーンなどが
きちんと稼働しており、

職員が活き活きと働いているという、

国内最大の港湾であるルアンダ港とすら
比べ物にならないほど
優秀な港でした。

中でも驚いたのは、
ロビト港が独自で造ったという
フローティング・クレーンでした。

それは当時アンゴラ国内で
最高の吊荷能力を持つもので、

自走はできないので
タグボートに牽引されてではありますが、
必要に応じて国内各地の港湾への
出張サービスまで行っていました。

なにせこの港はというと、

いつも笑顔を絶やさず
職員全員の名前を知っているという
素晴らしい総裁に導かれており、

総裁同様いつも笑顔を絶やさない職員達が
誇りを以て仕事をしており、

しかも
旋盤を初めとする工作機械の揃った
素晴らしいワークショップがあるため、
物のない戦時中、
純正の部品の取り寄せなど考えることすら出来なかった
時代においても

それらの工作機械を駆使して
純正さながらの部品を自ら製造し、
古いものでは70年前のクレーンなどを
動かし続けていたのです。

無論ワークショップの有無が
ロビト港とナミベ港の
決定的な違いだとも言えますが、

それ以前に
ベンゲラ地方で大半を占める
オヴィンブンド族の優秀さに
起因するものも大きいと感じたことも否めません。

🚢⛵⚓⛵🚢

当時私達は、
アンゴラ国内の主要4港の
戦後の復旧計画を策定する仕事をしており、

その後
策定された計画の中から
一部は日本自らが
無償資金協力を以て
改修工事を行うという予定でしたので、

当然
このような有望な組織は
日本としても協力のしがいがあると
判断するわけで、

当初は調査団の誰もが
今後も長い付き合いになるに違いないと
思っていたのです。

が、
冒頭でも述べたとおり
実際はそうはならなかったのです…。

何故そうならなかったのかと
付き合いの終盤に見たことなどについては

また来週にでも書かせて頂きたいと思います。

よって、すみませんが

「つ・づ・く」

ということで。m(_ _)m

本日は最後に
ロビト港とベンゲラ鉄道の様子と
今後の展望についての動画をどうぞ。

(英語版 ↓)


(ポルトガル語版 ↓)


(スペイン語版 ↓)


(フランス語版 ↓)


ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

※ 「ベンゲラ良いとこ一度はおいで🎵」、否、
「手を振る ネコ」はこたつぶとんさんの作品です。


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