ポルトガル語で「応援団」(無観客だけれど、揉め事防止には重要なので…。)
トップ画像をご覧下さい。
向かって左がブラジルの応援団、
向かって右がポルトガルの応援団です。
ブラジルの応援団の写真を検索するのに用いた表現は、
「TORCIDA BRASILEIRA」
【トルスィーダ・ブラズィレイラ】
一方、
ポルトガルの応援団の写真を検索するのに用いたのは、
「CLAQUE PORTUGUESA」
【クラック・ポルトゥゲーザ】
です。
字面で「ブラジルの」と「ポルトガルの」は分かっても、
肝心な「応援団」は完全に別物ですね。
しかも、ブラジルのポルトガル語をかじった人であれば、
「嘘だ!『クラッキ』って『エース』のことだよ。
こんな話、信じない方がいいよ。」
と思ってしまうかもしれません...。
orz...
実際、この手の紛らわしい表現について、私は…、
「あなたは日本生まれだから分からないかもしれないけれど...」
等々、
親切心で違うことを教えられてしまうようなことも
時としてあります…。
*****
さぁて、ここからはまとめていきますよ~!
(と言いながら、ちと広げちゃいますが…。>笑)
・「応援団」は、
ブラジルのポルトガル語(伯葡語)では
TORCIDA【トルスィーダ】、
ブラジル以外のポルトガル語(欧州葡語)では
CLAQUE 【クラック】
といいます。
一方、「エースプレイヤー(選手)」のことは
どちらのポルトガル語でも
「CRAQUE」
といいます。
但しその発音は、
伯葡語:【クラッキ】
欧州葡語:【クラック】
となります。
そう、欧州葡語で
「応援団」は「CLAQUE【クラック】」、
「スター選手は「CRAQUE【クラック】」
Claque x Craque
↓
なのです!!
デタ━━━゚(∀)゚━━━!!、日本人の苦手な「L」と「R」の違い!!
しかも、それだけではありません!
この欧州葡語で「応援団」を意味する「claque」ですが、
ブラジルのポルトガル語にも「claque」という単語は存在するのですが、
あろうことか、
テレビ番組の収録などの観覧席で、
合図に従って拍手やブーイングを送る人達を指すのです。
つまり、
ポルトガル人などが「応援団」のことを「claque」と言うと、
心ないブラジル人に
「やーい、弱小チームがサクラを連れてきたぜ!😆 」
などとからかわれてしまうかもしれません。
また、
日本人の場合は「L」が発音できない場合が多いですから、
「Claque」なんて、
発音することすらお勧めできません!
なにせ「claque」と言っているつもりが
「craque 」になってしまうのでは、
何を言っているのか全く通じない確率が高いのです。
「じゃあ、そんな単語、初めから教えるなよ~っ!」
と言いたくなるかもしれませんが、
なにせ
「craque」の方が両葡語共通で、よく使われることもあり、
「claque」も存在すると知らないと、
例えば、欧州葡語話者が
「私は○○国の応援団 (claque)の者だ」
と自己紹介してきた場合、
「俺は○○国のエース (craque) だ」
と言ってふざけているのだと勘違いしてしまい兼ねません。
(高田純次か?!>笑)
そこで、
「何いってんねん!」
とばかりにツッコんでふざけ返してしまったりすれば、
相手としては、
「自分のチームが弱いと思って笑っているのではないか」
と勘違いして、喧嘩にもなり兼ねません!!
要は、
国民性を問わず
応援団とは「熱い」人の集まりですので、
皆さん、ご注意下さいね~!
というお話でした。
紛らわしい文なのに、
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「『L』と『R』が元でボコボコにされて、ふてくされるモチ」、否
「怒るモチ」はこたつぶとんさんの作品です。
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