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アンゴラの自然保護区は象さんもキリンさんもシマウマさんも国外産

30年以上戦争が続いたアンゴラ共和国は、

内戦が終わってみれば、家畜は勿論、
野生の動物も食べられたり、地雷の犠牲になったりで…、
樹木に至っては、街路樹までもが
薪に使われてしまったりで…、

それはそれは
究極のないない尽くしの
ひどい有様になっていました。

平和なカーボベルデであれば、
犬だかヤギだかわからない動物(笑)の半分はヤギですし、
田舎道を走っていると家畜が出てきて、急ブレでーキ!
なんてことも当たり前にあるのですが、

2002年に終戦を迎えたアンゴラはというと、
首都ルアンダからどこか地方へ行こうとしても、
空を飛ぶ鳥ならいますし、
飼われても飼われていなくもなくて
ボーっとした犬も多少はいますが、
家畜は皆無で、とっても

「変な田舎!」

だったんです…。

しかも、
首都ルアンダからわずか100キロ地点にある
自然保護区の
「キサマ国立公園」では、
町では復興が進んでいるというのに、

集客したくても、

動物がいない!


という悲劇…。

そこで2009年に実施されたのが、

その名も

ノアの箱舟計画!

なんと、ボツワナや南アフリカから、
ゾウさんやら、キリンさんやら、シマウマさんやらを
調達して、
「キサマ国立公園」を復活させたのです。

ボツワナから象が連れてこられた時の様子がこちら。↓

今はリゾート開発も随分進んで、楽しめるようになっていますよ♪


と言われたところで、
「それじゃ」って行くようなところではまだないですけどね。>笑

というわけで、
それでも『自然公園』と言えるかどうかがちょっと疑わしい
アンゴラの自然保護区のお話でした。

本日もお読み頂き、ありがとうございました!

空飛ぶネコ

※ 「空飛ぶネコ」はこたつぶとんさんの作品です。


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