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ブラジルには「いじわるばあさん」のみならず「いじわるおじさん」もいます。      その名は「豹のお友達」w!👀

そうなんです!
つい先日は
ブラジルの「いじわるばあさん」
漫画を紹介しましたが、

実はブラジルには
まさに「いじわるおじさん」と呼ばれるべき、
それはそれは大ヒットした挙句に
その名を国語辞典に残した
有名な漫画のペルソナ―ジュがいるのです!👀

その名は

「O Amigo da Onça」

【ウアーグ・ダンサ】
(カタカナ語的には「オ・アミーゴ・ダ・オンサ」ね♪)

といい、

それは直訳すると
「豹の友達」となり、

国語辞典(葡→葡辞典)で
「amigo da onça」と引くと、
「偽りの友人」
(英語の "frenemy" といったところ?)
という、すっかり定着した語義が載っています。w

🐆🐆🐆

「O amigo da Onça」
ブラジル人漫画家
Péricles de Andrade Maranhão
ーリクレス・ジ・アンドゥージ・マラニャゥン】
の作品で、

1943年10月からブラジルの人気週刊誌
「オ・クルゼイロ(O Cruzeiro)」(1985年廃刊)に掲載され、
たちまち大人気となりました。

1962年には、作者の逝去に伴い
打ち切りになるかと思われたのですが、
あまりの人気に
別のイラストレーター2名を含む
「チーム・クルゼイロ」の作品として
1972年まで連載され続けたのです。

また、その後も舞台にもなったり、
単発の短編アニメを作る人がいたりと、
未だにその人気は継続しています。

なお、
上でも触れたとおり、
この「amigo da onça」
「偽りの友人」という意味の熟語として
定着している一方、

この「いじわるおじさん」本人については
一般的に

「Hominho」

【オーニュ】
(直訳:「ちいさい男」、
意訳:「おっちゃん」、「小さいおっさん」)
                  👆 妖精か?!www
と呼ばれています。

ちなみに7才でブラジルに移住した
「中途ブラジル人 w」な私は、
「Hominho」がどのようなキャラクターかも知らず、
「小さいおっさん」のフィギュアなどのグッズに
夢中になる同級生達を
怪訝な顔をして見ていた記憶があります。w

❇❇❇

それでは
ブラジルの「いじわるおじさん」
こと
「O Amigo da Onça」
数編お楽しみ下さい♪


「あのぅ...、もしやクシ(櫛)をお持ちではないでしょうか?」



「おい、ゼフェリーノ!ヒメコメワリ(鳥)の鳴き声が聞こえたぞ!この後ろを見てみろ!」



「今日の一コマは白黒なんです。なにせコイツがあまりにもつまらない小噺を描いたものだから、
色を塗る価値すらなかったんです…」

www

作者にすら容赦ないオミーニョ!( *´艸`)


「彼のお友達である貴方こそが、助けて差し上げなさいな…!」


お姉さん、全く気付いていませんね…。💦


「ね、ちっとも痛くなかったでしょ?では今度こそ本来抜くべきものを抜きましょうか!」

o(><;)o いたたた!

美女に夢中なおじさん、前…、前~っ!!!!!

…てなもんです。www


❇❇❇

オマケです。

折角なので、「O Cruzeiro」誌の表紙集を♪

今上天皇のご成婚も扱われたのですよ♪

そこそこいい雑誌だったのですけどね…、
ライバルの「Manchete【マンシェッチ】誌には、
勝てた試しのない「O Cruzeiro」なのでした…。⤵



お読み頂き、まことにありがとうございました!


「おっと!」、「あれま!」等々は、葡語では「オッパ!」です♪ w
http://freudexplicablog.blogspot.com/2006/11/um-pouco-de-humor-o-amigo-da-ona.html

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