6月になんかやるってさ

 さあて僕、今、頑張りどき。

 頑張りどきだけど、ゆくゆくは今の自分にとっての「頑張ってる」が未来の自分にとっての「これくらい普通」になるくらいには、もっと活発にエネルギッシュに精力的に活動している自分でありたい。今の僕はずいぶん怠けているなあ。とか思う今日この頃。

 3月に2本舞台が終わりまして。まずそんな短いスパンで舞台に立たせていただけたことに感謝しつつ、それなりに反省とか悔しさとかもありまして。まあ要するに色んな面での実力不足を感じたわけです。メンタル、フィジカル、知識、経験、努力、カリスマ性、人気、集客力、才能、狂気、根性etc…。

 ついこの間まで自信大喪失だったので、こんな自分が恥ずかしいついでに「そりゃあ最初はみんなそこに憧れて俳優になりたいって思うよね」って願望を恥ずかしげもなくあえて言いますけれども、

僕は
みんなが見るような地上波のテレビドラマや、最寄りのTOHOシネマズで観れるような全国公開の映画、憧れのシアターコクーンでやってる舞台とかに出たい!!!!!!

いつかとかじゃない、できることならもう今すぐ出たい!
かっこいいスーツ着て日本アカデミー賞新人俳優賞とか受賞したい!

 でも、今の僕には足らないものが多すぎる。正直何もできていないと言っていい。まず、その憧れている世界に繋がっている人と繋がってない。全ての欠点を補うような強烈な個性や、誰からも愛される人間性もない。演技力も突出していない。パッとわかりやすく披露できる一芸やこれといった特技もない。これじゃあオーディションにいっても印象に残らないし選ばれないし、舞台に立っても映像に出てもそこから見出されることはない。最悪だ!!!!!!


 最悪だけど、行動しなきゃ。
 何かやらなきゃ、何にもならない。

 いつか来ると思ってるチャンスをただ待って、事務所が持ってきてくれるオーディションにちょこちょこ参加するだけで夢追ってる気になって、売れないのを他人や社会や運のせいにして、気がついたら30代実家暮らしフリーター、バイトの収入じゃ年金払えませーんなんて悲惨すぎる!!!!!!!!!
 いつまでもステップアップしないまま、俳優ぶってきた年月だけを自信に変えて、自分が売れてないくせに後輩に演技論なんかウザったく語っちゃうんだろうな〜。その後輩が自分よりいい役で自分より人気があるのを、心の中で羨ましいって思いながら、「今っぽくてイケメンだからね〜」とか言って本人の努力や才能を認められないでプライド高く上から目線で評価しちゃうんだろうなあ〜。結構売れてきた後輩の誕生日に、一回ちょこっと共演しただけなのにTwitterでこれ見よがしにリプライ…おっと、これ以上はやめておこう。
 でも、なんか今の僕からはそういう悲惨なおじさんになりそうな感じがビンビンしている…!今のままじゃ多分そうなる…!
 もしかしたら同族嫌悪なのかもしれないけど、僕の嫌いなタイプの人間は自分の延長線上にいそうな感じがする。その人の中に未来の自分を重ねるから、その現実に嫌になるのかもしれない。

 ともかく、そうなりたくないがためにも今が頑張りどきなのです。
 4月は舞台なり映像なりに出る予定がありません。5月もありません。
 スケジュールが空くと、心にも空白ができて、その空白で今まで書いたようなことをいっぱい考えるようになります。

 「えー、この度オープンいたしました【4月、心の空白スペース】に、さまざまな自分自身にお集まりいただき、議題『これから僕はどうなっていくのか〜焦りと不安〜』について議論を重ねました結果、『とにかく行動あるのみ!』という前向きな結論に至りました。これをもちまして本会議は終了とさせていただきます。」

 と、脳内議長がうまく話をまとめてくださいまして、4月に入ってからモヤモヤ考えていたことがなんとか4月前半のうちに落ち着きました。
 傾向として僕の脳内会議はしばしばネガティブな結論に陥りがちなのですが、今回は珍しく前向きです。いいことです。

 ともかく『行動あるのみ』ということで、6月に公演を企画しています
 場所はエビスSTARバーという恵比寿にあるバーです。出演者は僕を含めて3人を予定していて、初の作演出にチャレンジします。一人芝居と、複数人芝居が混ざっていくような感じを考えています。行動あるのみ。
 まだ脚本も出来上がっていないのですが、これから頑張って書きます。行動あるのみ。
 日程とか料金とかある程度決まってはいるのですが、詳しく確定して色々とまとまったらできるだけ早く告知しますので是非観にいらして下さい。みなさん、行動あるのみですよ(押し付け)。

 先ほど太文字で書きましたが、僕はいわゆる芸能界に憧れています。より多くの人に届いている大きなコンテンツには、そこにトップレベルの表現や仕事が集約していると思うからです。(もちろん大きいからと言って優れているとは限らないし、小さいからと言って劣っているとも限らないのですが。)
 だからこそ、僕は自分をトップレベルに育てることと、その世界の住人に見つかるための努力を並行してやらなければいけないのです。
 だからこそまず6月の公演に関して、目の前のお客さんを最大限楽しませることは第一に、プラスαで自分自身の成長と、今自分の手が届いていない世界へのアピールを望めたらと思っています。

 そんなこんなでものすごく散らばった文章になりました。読みづらいったらありゃしない。勢いに任せて書いても、ある程度はまとまってて読みやすい文章を書けるようになりたいです。

 最後に、映画「BLUE GIANT」を観てまんまと触発されたセリフがあるのでそれで終わりにします。

「やらされてるんじゃねえよ…オレがやんだよ」

 玉田かっこいい!!!!


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