思考分析番外編 宗教のこと❶

②で本当の自分の性格や思考を探し出そうとしました。
性格や思考の問題で切っても切り離せないのが、家の宗教問題です。
宗教のことをひたすら考えるだけの回なので、こちらは番外編にします。

※以下、特定の宗教の話になりますので、ご理解のある方のみお進みください。
※この記事は特定の思想の批判目的ではございません。あらかじめご了承ください。
※センシティブな話題について母のデリカシー皆無の発言をそのまま記載します。嫌な気分になられたら申し訳ありません。
※特定を避けるため、一部フェイクを交えています。

さて、何度も他の記事で書いていましたが、私は仏教系新興宗教の3世として育ちました。
最初は母方の祖父母が入信、母は2世になります。

戦後まもない頃、病弱な親戚がおり、祖父母が面倒を見ていました。様々な民間療法や信仰に縋る中で、その人の病が改善されたことをきっかけにこの宗教を信じるようになったようです。

母自身も病弱体質であり、幼少期から病気で苦労していました。若い頃、夜間や在宅での勤務をしていた母は昼間は信仰活動に投げ打っていたそうです。「この信仰のおかげで」結婚ができ(離婚しましたが)、子どもができ(生い立ち①にも記載)、長年悩まされた持病も完治を成し遂げ、離婚時の慰謝料は相場の数倍手に入れました。
母は宗教で言うところの「信心の確信を掴み、実証を示した」状態にありました。

親戚も皆同じ宗教信者です。
とはいえ、熱心にやっているのは、祖母、母、親戚1人(さっきの当事者)くらいで、あとは非活がほとんどです。
近しい親族に自ら別宗教信者がおり、それはそれは母から大バッシングの対象になっていました。このバッシングの話は次の記事にまとめたいと思います。

母には病の影響で極端にネガティブになった思考と宗教の影響で極端にポジティブになった思考が混在し、私は混乱していました。

・基本的に他人の事を信じていない⇔宗教の事は疑わずに信じる
・基本的に何事も疑い、ネガティブに物事を捉える⇔宗教に関することだけは疑ってはならない、これは功徳だと考える

上記が私の生育に大きく影響した母の発言の一貫性の無さやダブルバインドに苦しんだしくみです。ダブルバインドのベースは宗教による思想が原因でした。
しかし、何度発言の矛盾を指摘しても母は怒って否定しました。宗教=目上の先生の言うことは聞いても子ども=目下の発言なので一切聞き入れられませんでした。反抗期ということでよりバカにされ、一掃されていたかと思います。
次第に母の言うことを聞いていた方が楽だと自分で考えることを諦め、言うことを聞くフリをしていましたが、心の奥の奥の奥にあるどうやっても揺るがない自分の核心以外はしっかりと洗脳されている状態でした。

祖父母も母も他の親族も絶賛の「こんなに素晴らしいはずの宗教」に何故自分の中でこんなに腑に落ちないのか、ずっと考えていました。思考分析②でも少し書いていますが、教義や行動が平成や令和の世の中にフィットしていないと感じていたのです。
疑問点は大きく3つでした。

①他の宗教=間違い、間違いは正す必要があるという他者への不寛容さ
②新聞の啓蒙と選挙活動の実態
③役職への強要

以上を3世の観点で見ていきます。
長くなりましたので、エピソードを交えながら次の記事でまとめていきたいと思います。