「スカッとした話」

私のスカッとした話は大した事ではないのですが、
昔、車を普通に運転していたら後ろから黒いミニバン(アルファード)が煽ってきました。
私はめんどくさいなぁーと思い、路肩に車を止めて先にその車を行かせました。
すると今度は前から煽り始めました。
ブレーキを急に踏んだり、蛇行運転したり、10km位で走り出したり。
私は鬱陶しいなーと思いましたが、揉め事が嫌いなので、ちょうどコンビニがあったのでコンビニの駐車場に入りました。

するとその車も急にコンビニの駐車場に入ってきて、私の車の真後ろに止めて出れないようにしてきました。
そしてその車から男が3人降りてきて、私の車に近づいてきました。
男達は「てめゃでてこいよ！」と怒鳴り始めました。
コンビニの駐車場には子供連れの家族や、お年寄りもいたので、男達の怒鳴り声で怖がらせてはいけないと素直に車から降りました。

男達はみんな、これ見よがしに腕などにタトゥーをいれて、いかにもイキがっている風貌でした。
私が車から降り男達の前に立ち「なんですか？」と言うと、急に男達はしどろもどろになり、さっきまでの勢いがなくなりました。
と、云うのも、私は身長が185cmあり格闘技をやっているので、その頃ウエイトアップの為に体重が100kgを超えていました。
男達は高くても180cm無いくらいの普通体型。
おそらく、私の体型をみてイキがれなくなったのだと思います。
するとその中の1人が、□○組の者だ！と言い出しました。
なので私は「だからなんですか？」と答えると、「□○組に喧嘩売ってんだからな！」とまたイキりだしました。
私は「私は喧嘩を売っていませんので、それは暴力団としての脅しと捉えていいですか？それなら警察に連絡しますね。」と答えました。
するとその中の1人が「てめー調子に乗ってんじゃねーぞ！」と、胸ぐらを掴んできました。

私は格闘技の他にも武道や軍隊がおこなう戦闘術も学んでいたので、胸ぐらを掴まれた手を捻り、そのまま間接をキメました。
「暴力を振るわれたので警察に連絡しますね。」
と、いうと男達はまたしどろもどろになり、間接を決めてる男は「痛い痛い」と言っていました。
そりゃ間接をキメてるんだから、痛いのは当然だろーと思い離してあげました。
そして「まだ続けますか？なら本当に警察を呼びますよ？皆さんの迷惑にもなりますし。」
そう私がいうと、男達は顔を見合わせるだけで何も言えませんでした。

男として一度振り上げた手をおろせないプライドなのかな？と思い、「じゃあ謝ったら許してあげるね。」とにこやかに言ってみました。

すると男達は、はぁ？とまたイキがり始めそうになったので、いい加減面倒くさくなり、「てめーらさっきっから誰に向かって口聞いてんだ？あぁ？」と、ちょっと凄んで見せたところ、すぐに「すみませんでした！」と謝ってくれました。
なので私も「謝ったなら許す！」と言って笑うと、3人も少し笑顔になり、「本当にすみませんでした！」と何度も謝られました。

□○組というのも嘘で、私は本物のヤクザ屋さんが他人に迷惑をかけていたので説教をした事があり、雰囲気が全然違ったので嘘だと言うのはすぐにわかっていましたので、嘘は良くないし□○組の人にバレたら沈められるからダメだよ！と教えてあげました。

その後で何で煽り運転をしたのか聞くと、ただたんに3人集まってからイキがって煽ってきたとの事でした。
本当のカッコ良さはイキがるのではなく、弱きものを守る事だと、私が偉そうに説教をし、もう2度とどんな車にも煽り運転はしない事を誓わせ、私は車で去っていきました。

以上が私のスカッとする話です。
私自身はこういう事は当たり前の事だったので、なんとも思わなかったのですが、友人に話したところスカッとする話だなと、前に言われたのを思い出して文章にしました。

最後までご覧いただきありがとうございました😆