吐息
君が吐き出した白い息を
捕まえる事ができたなら
捕まえておけたなら
きっと僕らは永遠に繋がっていられたのかな
君が紡ぎ出した笑顔を
捕まえる事ができたなら
捕まえておけたなら
きっと僕らは静かな夜を過ごせたのかな
空っぽの手の中には何一つ残ってはいなくて
空っぽの心の中には君だけが溢れていて
どこで間違えたかなんて
そんな架空の絵空事を夜の帳に吐き出して
まるで僕らは運命の様に出会えて
まるで僕らは宿命の様に別れて
そんな僕らはまるで操り人形の様に
逆らえない流れに身を任せて
君が吐き出した白い息を
捕まえる事ができたなら
捕まえておけたなら
きっと僕らは永遠に繋がっていられたのかな
君が紡ぎ出した笑顔を
捕まえる事ができたなら
捕まえておけたなら
きっと僕らは
吐息の美しさに
あなたの美しさに
煙突から溢れ出る白い吐息に
君だけを想うよ
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