ビートルの不調を探る
私が50年以上も前に作られた古い車(ビートル)に再び乗り出した頃のお話です。ここから私の空冷ワーゲンライフが再始動しました。
※下記は当時書いた日記となります。
2015年09月28日
前回「ポイントとキャブの調整でバッチリ完治した」とお店で直してもらったビートルですが、引き上げた翌日からまた調子が悪くなってしまいました。症状は以前と同じで1時間ほど乗っていると、下記の様な症状が順番に出てきます。
・アイドリング不調
・吹け上がらない
・加速時の息つき、ノッキング
・排気音にズーズーと変な音が混じり、アフターファイヤーを連発
・アイドリングでエンジン停止
うーん、困った。でも悩んでいても始まらないし、すでに空冷vwオーナー生活は始まっているわけで、これくらいなんとかせねば。ということで翌日から自分で色々挑戦しながらやってみることに。
まず、お店で調整してもらって一時的に治ったということは、自分で再調整すればなんとかなるんじゃないか。それなら自分でセッティング出来ればひとまず状況が把握できるかも。
ということで初心者ながら本を片手に再調整をしてみることにしました。ここで役だったのが「トミー毛塚のVWハンドブック」と「Hanes メンテナンス&リペア・マニュアル」。これが無かったらお手上げだったと思います。
2度ほど失敗しながらも、デスビのポイントギャップを合わせ、クランクプーリーをセット、デスビの点火位置を調整…すると「ブルン、ブルブルブル」とエンジンがかかりました。しかも不調になる前の状態の様に安定しています。
おもわず「おぉ!」と一人で声を出してしまいました。本を見ながらなので出来て当たり前ですが、何せ古い車なのでマニュアル通りにいくかもわかりませんでした。初心者でもやれば何とかなるもんですね。
とりあえず調子を戻すところまではできました。これで「また調整が狂わなければいいけど」と淡い期待を抱いていましたが、残念ながらその期待は見事に裏切られます。今度はその日のうちにアイドリングが狂い出し不調の兆しが…。これはお店に調整してもらってもダメなわけだ。
困ったな…でも点火の調子が整えばエンジンは快調になるということがわかりました。これは大きな前進でした。ということで次回は点火系に絞って不調の原因を探っていくことにします。
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