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箱崎川と土州橋

スローリー余話
川と橋と美味しいもの#22

写真提供:中央区立京橋図書館

首都高速6号線が通る箱崎川は1970年に埋立られましたが江戸時代から日本橋川と隅田川を繋ぐ水路でした。日本橋や銀座などの水路が関東大震災や東京大空襲の後に埋めたてられるなか高度経済成長期まで残った希少な水路です。そこに架かっていた『土州橋』。名前は土佐藩のお殿様だった山内候が明治になって箱崎に邸宅を構えた際に架橋したことに由来します。

箱崎川埋立地にあるTCAT

現在その名残は全くなくかつての橋に隣接するように箱崎「東京シティエアーターミナル(TCAT)」になっています。そしてTCATに隣接する『ロイヤルパークホテル』には東京湾を眺望できる『鉄板焼 すみだ』。こちらには当時のお殿様には愉しめない贅沢な食事が待っています。
(以下、『東京Slowly² vol.3』最新号より)

絶景のカウンター席

日本橋を一望するカウンターで
心地良い接客と食事を愉しむ

鉄板焼 すみだ

平日ランチ限定の「鉄板焼 和牛のひつまぶし」

1989(平成元)年創業のロイヤルパークホテル。東京シティエアーターミナルに隣接した立地もあって国内外の多くのゲストで賑わっている。その最上階、日本橋から東京湾を眺望する絶好のローケーションにある『鉄板焼 すみだ』。東京タワーを背景にした鉄板焼きのカウンターでもてなされるお料理はホテル一番の人気。全国各地から取り寄せられた選りすぐりの肉、魚介、野菜などの素材を目の前でリズム感よく焼き上げられる光景を愉しみながら食事を待つ瞬間はこのレストランならではの美味しい時間。
なかでも和牛と鰻そしてフォアグラといった贅沢な食材を一緒にいただける『鉄板焼き 和牛のひつまぶし』は宿泊客だけでなくレストランの常連客も定期的に食べにくるという人気の名物料理。和牛の旨み、鰻の香ばしい甘味、そして濃厚なフォアグラを一度に愉しめる逸品。甘辛のタレは江戸時代から親しんできた皆が大好きな味。さらにお好みで薬味を加えてお茶漬けでいただく「ひつまぶし」スタイルによって幾重にも拡がる美味しさを堪能できる。

フォアグラとサーロインステーキ、うなぎかば焼きが一度に愉しめる逸品

鉄板焼 すみだ
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-1-1
ロイヤルパークホテル20階
03-5641-3600(レストラン予約9:00-20:00)
営業時間:11:30-14:00L.O. (土日祝14:30L.O.)17:30-21:00L.O.(土21:30)
定休日:火曜