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最近、働くより『遊んで』稼ぐフィリピン人が急増してる件について

ども、shoheybeatzです。

いきなりですがみなさん、

NFTゲームってご存知ですか?

実はフィリピンで近年、このNFTゲームが流行っています。

もはやトレンドといってもいいくらい、有名な投資家や起業家、インフルエンサーがこのNFTゲームについて動画やブログ、ツイートなんかを流していて、ニュースでも取り上げられてます。

実は私もつい最近まで

NFT?何それ?

っていうレベルでしたが、そこから始まり、色々と調べていくうちについに私もトライしてみたんですが・・。

ちょっと今回はフィリピン株から離れたテーマになってしまうんですが、

フィリピンで流行っているNFTゲームについてご紹介したいと思います。

仕事よりゲーム!?

これは私が前働いていた会社でのエピソードです。

その会社では生産コストを下げるために作業の一部を外注に委託していたんですが、

その委託先というのがフィリピン国内で最低賃金が低く、インフラが整っておらず、仕事が少ない田舎の農村や漁村がほとんどでした。

フィリピンは1か月の食料品や生活必需品などの基本的な支出より収入が少ない、いわゆる貧困率が20%あり、そのほとんどが農業や漁業をしている人たちだというデータがあります。

そういう地方の村に技術者を派遣して、そこにいる人たちに仕事を覚えてもらい、農業や漁業をする傍ら副業のような形で仕事をしてもらっていたわけですが、

ケソン州のとあるど田舎に生産性がものすごく高い村があり、100名近くの内職者がいました。

しかし2020年末頃を境に急激にガクッと生産性が落ち、人も1/3くらいまで減ってしまったため、当時担当していた私はその村の代表者にビデオ会議で理由を聞いたところ、驚く答えが返ってきました。それが

「みんな、モバイルレジェンドにはまって仕事をやらなくなってしまった」

というものでした。

モバイルレジェンドとは、ネットゲームなんですが、キャラクターのレベルを上げるとそのデータを売ることができるそうなんです。

しかもその利益が働く収入よりもいいということで近年フィリピンの若い人たちの間で爆発的に流行っていて、フィリピン全土で「遊んで稼げんなら、働かなくていいよね」と考える人たちが増えてしまっているということです。

ちなみに、最近のABS-CBNのニュースで、バターン州の17歳の少年がこのモバイルレジェンドで2階建ての家を建てたというのが報道されてますので、稼げる人は相当稼いでるんだと思いますし、こういう話がフィリピン・ドリームとして若者を刺激しているんだと思います。

https://news.abs-cbn.com/life/05/31/22/teen-uses-winnings-from-mobile-legends-to-buy-own-home

今はネトゲで稼ぐ時代?

フィリピンは世界で2番目に仮想通貨の保有が多い国で、その理由がAxie Infinity(アクシーインフィニティ)というNFTゲームのプレーヤーが多いことで有名です。

NFTとはNon Fungible Token(非代替性トークン)の略で、仮想通貨と同じくブロックチェーン技術により生まれたゲームです。

ゲーム内で使うトークン(仮想通貨)を戦闘で買ったりして報酬として受け取り、それをお金に交換できるという「遊んで稼ぐ」ことができます。

世界中にユーザーが150万人いると推定される人気ゲームAxie Infinityの約40%、及び1日あたり250万人のアクティブユーザーの最大のシェアは、フィリピンだと言われていて、フィリピンでは人によっては月に10,000ペソから50,000ペソ(2万〜 10万)稼ぐと言うから驚きです。

これだけでもフィリピンの最低賃金が毎年上がっていると言え、「ゲームやった方が働くより稼げる」となるのも納得です。

ちょっと怪しいデータではあるんですけど、NFTゲームプラットフォームBalthazarが実施した調査によると、フィリピンでアンケート参加者1,103人のうち3人に1人が、「NFTゲームをフルタイムでプレイするために会社をやめる予定、若しくは検討中」と答えたというデータもあります。(笑)

なお、こういった現象はコロナで多くの人が失業して、外出できない状況下でネトゲで生活費を稼ぐという人たちがとくに発展途上国で増えているようですが、

Play to Earn(P2E)すなわち「遊んで稼ぐ」ゲーマーが最も多いのはインド(34%)で、次に香港(29%)、アラブ首長国連邦(27%)そしてフィリピン(25%​​)が続き、2021年10月時点でフィリピン人がゲーム内で使ったトークン(仮想通貨)の総額は、東南アジアのGDPの1.7%に及ぶとのことです。

それほどの資金が流入しているNFTゲームに、興味沸きませんか?

そこで、私もトライしてみました。

NFTゲーム「STEPN」

では最後に、最近私がやり始めたばかりのNFTゲーム「STEPN」についてご紹介します。

このゲームは、言ってしまえば「歩いて稼ぐゲーム」です。

私はあまりゲームをやらないんですけど、そういう人でも楽しめる内容になっています。

どういうゲームかと言うと、まずこのゲームで使用するシューズを購入するんですが、もちろん実際に手で触れられる靴ではございませんので、注文してもご自宅には何も届きません(笑)

このシューズは、NFTという最新技術で作られた世界にひとつしかないデジタルのシューズです。

ですので、この靴を買ってお買い物やデートに履いていくことができないのですが、このシューズを購入すると2つのことができます。

ひとつはこのシューズを売却することができます。そのとき買値より高く売ることができれば、利益を得ることができること、すなわちキャピタルゲインが得られます。

もうひとつは歩くだけでトークン(仮想通貨)を稼いで現金と交換できることです。

このシューズの購入に必要なSolana(ソラナ)コインやゲーム内で使うGMTトークンは仮想通貨取引所で誰でも簡単に取引することができ、株や債権のように日々マーケットの価格が上下します。

Solanaは仮想通貨の取引時価総額ランキングで現在9位ですが、上のチャートを見ていただくとお分かりですが、今価格が大暴落してますので、今後通貨の価格が上がれば「安く買って高く売る」ことができます。

またそのSolanaを使ってゲーム内トークンを購入してシューズの収益効率を上げたり、追加でシューズを買いシューズの数を増やすことで収入を倍にできるほか、二つのシューズを掛け合わせ希少価値を高めてより高い値段で売ることができます。

上記のことから、このシューズは「デジタル資産」であり、この資産を増やすことでより高いリターンを得られる投資であるということです。

ちなみに、私は初期投資$440くらいでシューズを買って、今1週間くらいです。

1日30分歩いて8~10GST稼ぐことができますが、6/1のレートでだいたい$9~10相当です。

仮に1ヶ月毎日続けたら$300ちょっとなので、45日くらいで元本回収できそうです。

なお、現在STEPNは世界中でユーザーが58万人いると推定されています。

興味がある方は是非お試しください。


まとめ

近年フィリピンではコロナによる失業や外出できない期間が長かったこともあり、NFTゲームが流行っていて「働かないで遊んでお金を稼ぐ」という考えが若者の間で広まっています。

フィリピンでは有名人がやっていることもあり、ニュースやSNSなどでの拡散されて、フィリピンは世界でも2位の仮想通貨保有国になっています。

人によって10,000~50,000ペソくらい稼げるので、普通の会社で働くよりもフルタイムでゲームをやって稼ぎたいという人が増えてきているようです。

ということで、「歩くだけで稼げるゲーム」STEPNにトライしてますが、まだまだフィリピン人のように「遊んで稼げる」というにはほど遠い状況です。

以上

今回はブログタイトルのフィリピン株ではなかったんですけど、

もし期待して読んでくれた方がいたら、申し訳ないですが、

次からフィリピン株について真面目に書きます。(笑)



引用記事:
https://www.philstar.com/business/crypto/2022/02/21/2161732/filipinos-love-nft-games-turning-philippines-crypto-role-model


https://www.manilatimes.net/2021/11/18/public-square/nft-games-in-the-philippines-what-are-they-and-how-they-work/1822705

https://news.abs-cbn.com/life/05/31/22/teen-uses-winnings-from-mobile-legends-to-buy-own-home

https://esports-news.co.uk/2022/05/30/play-to-earn-gaming-adoption-uk-brits-not-bothered-nft-games/

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