見出し画像

フィリピンでリート2社目となるDDMP REITを上場させるダブルドラゴンがスゴすぎる!

どうも、shoheybeatzです。

先日フィリピンの不動産投資信託REITでご紹介したDoubleDragon properties corporation(ダブルドラゴン・プロパティ・コーポレーション)について気になったので調べてみました。

ダブルドラゴン(双竜)という名前がついたフィリピンの不動産ベンチャー、ダブルドラゴン・プロパティ・コーポレーションは2月26日、ついにフィリピンで不動産投資信託リート2社目となる『DDMP REIT』を上場させます。

IPO公募価格は一株当たり2.25ペソで、募集期間は来週2月10日から17日までです。

今回は今話題のダブルドラゴン・プロパティ・コーポレーションと共同会長であるエドガー・インジャップ・シアとトニー・タンについてご紹介します。

ダブルドラゴンがとにかくスゴイ!


DoubleDragon properties corp(ダブルドラゴンプロパティーズコープ)(以下DD)はマニラのマカティ市に拠点を置く、2014年のIPOデビューからたった2年で時価総額が20億ドルを達成した近年フィリピンでもっとも成長している不動産ベンチャーです。

2014年にフィリピン証券取引所(PSE)へ上場した際の、IPOの公募価格はたった2ペソでしたが、なんと2年後の2016年には70ペソを記録した大化け株でした!!

2020年3月時点でDDの連結総資産は1153.2億ペソ、総資本は44.50億ペソでしたが、今回のDDMP REITの上場で総資本は500億ペソを超えるようです。

また現在のポートフォリオに803,000平方メートルを保有していて、年間約200,000〜250,000平方メートルをREIT経由で上場すると発表しています。

なお、DDMP REITは総面積が248,349平方メートルの7棟の建物で構成されていて、2〜3年後にさらに2棟の建物が追加される予定です。

ここまての話だけでも、このダブルドラゴンという会社がモンスター級の企業だというのが分かりますが、ここからが本題です。このダブルドラゴンには会長が2人います。

1人はエドガー・インジャップ・シアⅡ。もう1人がトニー・タンです。

この2人の共同会長の経歴がまさにダブルドラゴン!(双龍)!!

スゴすぎるんです!!

マン・イナサルの創設者、エドガー・インジャップ・シア


ダブルドラゴンの共同会長であるEdgar "Injap" Jaruda Sia Ⅱ(エドガー・インジャップ・シア)は、「Mang Inasal(マン・イナサル)」というフィリピンで人気のBBQチキンのファーストフードチェーンの創設者です。

マン・イナサルは2003年にインジャップ氏が20歳のときに始じめ、その6年後には100店舗以上のビジネスへ拡大させました。

2010年に30億ポンド(6880万ドル)でJollibee Food corp.に売却し、インジャップ氏はフィリピン史上最年少の億万長者になり、2019年時点での資産は4億米ドルと言われています。

またインジャップ氏は現在のMerryMart Consumer Corp.(証券取引コード:MM)の最高責任者でもあります。

Merrymart(メリーマート)は同じくマカティ市に拠点を置く小売業社です。

フィリピン全土に小売ブランドのフランチャイズビジネスを展開していますが、2019年にマカティ市のDoubleDragonプラザに最初のスーパーマーケットをオープンしました。

マンイナサルで学んだフランチャイズビジネスの経験を祖父の代から営んできた小売業に活かし、瞬く間にビジネスを拡大。

2020年9月の連結総資産額が34億ペソを記録した小売ベンチャー企業です。

Merrymartは2020年5月に1ペソでIPO上場し、数日後に4.4ペソを記録。2021年1月は最高8.56ペソで、今最も勢いのあるグロース企業です。

ジョリビーの創設者、トニー・タン

ダブルドラゴンのもう1人の会長であるTony Tan Caktiong(トニー・タン)はファーストフードチェーン「Jollibee(ジョリビー)」の創設者であり、フィリピンの億万長者の一人で2020年度の資産は19億米ドルと言われています。

ジョリビーといえば、白いコック帽に赤いミツバチのマスコットで有名なフィリピンで最も人気がある国民的ファーストフードですが、Jollibee Foods Corporation(証券取引コード:JFC)が、運営しています。

1975年にケソンシティーではじめたアイスクリームショップがのちにファーストフードレストランのJollibeeになりました。


2018年時点の総資産は約1,880億ペソで、全世界に1200店舗になるまで成長しました。

2020年はコロナの影響でファーストフードへの客足が減る中、(店内飲食できないデリバリーだけの)"クラウドキッチン"や北米や欧州に次々と店舗をオープンし、話題となっていました。

また、JFCグループの傘下にはchowking、Greenwich Pizza、Red Ribon、Mang Inasal、Smash Burgar、Coffee Beansとフィリピンでは定番のファーストフードやカフェのチェーンを次々と買収し、まさに『ファーストフードの王様』という呼び名が相応しい企業になるまで拡大しています。

まとめ

今最も成長している不動産ベンチャー、ダブルドラゴンを率いるその共同会長はフィリピンを代表する実業家であり、まさに『双龍』という名が相応しい会社のようです。

そしてそのダブルドラゴンが上場させるフィリピンで不動産投資信託(REIT)では2社目となるDDMP REITがついに今月上場します!

今後もこの不動産ベンチャーから目が離せません!


引用:
https://www.doubledragon.com.ph/files/DD_Disclosure_-_10_July_2020_(REIT).pdfhttps://manilastandard.net/mobile/article/249210https://business.inquirer.net/305438/doubledragon-reports-100-profit-growth

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?