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2021年はフィリピンの不動産投資信託REIT(リート)が熱い!

どうもShoheybeatzです。

REITと言えば、不動産投資信託のことで、配当利回りが高いことで知られています。

フィリピンにはこれまでリートというものがなかったのですが、昨年2020年に法律の改正があり、アヤラ財閥グループがフィリピンではじめてREIT上場し話題を呼びました。

そして、2021年現在にかけて、新たにDouble Dragon Properties Corp、Vista Land、Robinsons land、Filinvest Landが年内のREIT上場を発表しました。

今回はフィリピンの不動産投資信託REITについてご紹介いたします。

不動産投資信託REITとは?


REIT(リート)とは投資家から集めたお金を使って不動産に投資して、賃貸や売却利益を配当金として分配する投資信託のことです。

フィリピンでは2009年にREIT法が執行されましたが、様々な条件や規制により企業はREITをこれまで活用できませんでした。

しかし2020年1月にREIT法の改正が行われ、上場基準が緩和されたことにより、企業はよりREIT上場し易くなりました。

フィリピンの不動産価値


そもそも、こういった不動産に関する法の改正の背景には、毎年上昇するフィリピンの不動産価値によるようです。

とくにフィリピンの首都マニラは2020年3月まで12カ月間で不動産の価格上昇率が22%で世界のトップとなりました。

また、フィリピン中央銀行の発表によると、2020年4~6月の住宅価格が、前年同期比27.1%上昇で、過去最大を記録しました。

また、地域別に見ると、マニラ首都圏が34.9%、首都圏以外が18.1%上昇し、中でもコンドミニアムの価格が30.1%も上昇したようです。

フィリピンのREIT


フィリピンでは外国人が土地を購入することはできませんが、REITを利用して間接的に不動産投資を行うことができます。

AREIT


Aリートは、フィリピンの大手財閥であるアヤラグループの不動産部門であるAyala LandのREITで、フィリピン初のREITです。上場当時の投資物件はマニラ首都圏マカティ市の3件のみでしたが、その後セブ市やパッシグ市のオフィスビルを購入しています。

DDMP REIT (2/26 IPO上場予定)


DoubleDragon Propertiesはマニラのマカティ市の不動産開発会社で、モール、オフィス、住宅などの不動産を所有しています。DoubleDragonの一部門であるDDMP REITは総賃貸可能面積が172,252平方メートル(sq.m.)の物件ポートフォリオを保有しています。

【2021年中にREIT上場予定の企業】

Robinsons Land Corp.
フィリピンの大手財閥企業ゴコンウェイグループの不動産開発部門であるRobinsons Landは60万平方メートル(sqm)以上の純賃貸可能面積に相当する25のオフィスビルを所有しています。

Vista land & Lifescapes inc.
Villar財閥グループのVista landは保有しているBPOテナントのオフィスビルとショッピングモールからなる150平方メートルのリースポートフォリオの一部をREITとして提供予定です。

FilinvestLand Inc.
ゴティアヌン財閥グループのFilinvest landは子会社のCyber​​zone Properties Inc.(CPI)をREIT会社に移行すると発表しました。FilinvestはBPOのオフィス用に賃貸可能資産のポートフォリオを保有しており、同社のオフィスリース事業を成長させるため、アラバン、セブ、クラークで物件のポートフォリオを拡大中です。

まとめ

フィリピンの不動産価値が上昇していることを背景に、不動産投資信託(REIT)が活発になっており、2021年は4つのREITが上場予定です。

土地を購入することができない外国人にとっても手軽に不動産投資ができ、配当利回りも高く、長期投資にはもってこいだと思います。

新しいREITがスタートするこのタイミングでREITをポートフォリオに加えてみるのも、良いのではないでしょうか。

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