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初めての献血

ずーっと気になっていた献血。
行きたい気持ちがありつつも二十うん年行けなかった理由があった。
呼び込まれると恥ずかしいのだ。
すごく大切なことについて声かけしてるはずなのに、呼び込みの人がティッシュ配りのバイトの人みたいな雰囲気なので、なんとなく敬遠してしまっていた。
私は一人で遠方のスイパラには行ける人間だけど、近所のラーメン屋には入れない。献血も、バスが近くに来てる時は「知り合いと鉢合わせしたらどうしよう」と思って行けずにいた。

けど今回、バキバキに割れたスマホを修理してもらっている隙間時間を潰すために、意を決して行ってみた。

問診がながい

受付に立ち寄った時に、さも手慣れた感じを醸し出していたのか、何もないデータベース上の情報が照会されそうになった。
口頭で確認して、受付で問診をして、機械で問診をして、若干重複している部分もありつつ、丁寧めな問診をした。
そりゃ弱ってる人の体に入るものを抽出しようとしてるんだから、そんくらい手厚いわな。
私の近くにいた男子は、体重が足りなくて献血ができないっぽかったけど、私は何の問題もなく400mLとれたので、なんとなく切なかった(笑)

意外と何もない待合室

噂だとお菓子食べ放題、アイスも食べれると聞いていたけど、私が行ったところは手薄だった(笑)
セブンティーンアイスの機械が故障中で、それさえ動いてたら私は全フレーバーコンプリートしたと思う。
充電スペースもあったけど、なんせスマホ修理中だったもので、プラグに刺すものも何ももってなかった。

血液型チェック

献血できるかのチェックをするために、まず指先の血をちょっと抜かれた。
その時に、簡単な血液型判定を受けた。
コンタクトケースみたいなのに、黄色と青だったっけ?それぞれにカラフルな液が入っているので、そこに血液を入れてねるねるねるねする。
「今までO型だと思っていたけど実は・・・⁉︎」的などんでん返しがあるかも?とちょっとドキドキしたけど、何も生じず、思った通りの血液型だった。コロナの抗原検査みたいなドキドキ感だった。

しゃべくり看護婦さん

いざ献血が始まり、ベッドのような椅子にもたれながら、腕に針が刺された。
まわりに人は少なく、みんな目の前にあるテレビを見ていた。
私もまったりした時間を過ごそうと思ってたけど、看護婦さんと盛り上がってしまい、20分くらいずっと喋り通していた。
なんせこっちの個人情報も筒抜けなので、私についてちょっと詳しい美容師さんみたいな感じ。
おしゃべりで明るくて可愛い人と会うと「・・・好き!」という気持ちにはなるのだけれど、なんせ根が陰の人間なので、若干疲れてもいた。
こんな付きっきりで喋って大丈夫!?私このままこの人とLINE交換しちゃうんじゃない⁉︎とさえも思ったけど、もちろん大丈夫だった😂

血圧限界突破

ずっと自分の血圧には疑念があった。
いろんなところで血圧を測るたびに「高いのでもう一度測りましょうね」「多分自転車で移動してきたから一時的に血圧高いんじゃないかしら」と言われ、2〜3度測っていた。
献血する前も上120でまあまあ高かったけど、献血後に150まで跳ね上がっていたので、椅子の上で待機した。
看護婦さんが大層たまげていたので、スポーツドリンクを汲んでもってきてくれた(笑)

割と質素な粗品

うちの姉妹が献血に行った際に、消費しきれないくらいのブラックサンダーをもらったという話を聞いて、結構粗品は手厚いかな?と正直期待していた。
実際は、キットカットと謎企業のボールペン。
ここで物欲モンスターは散った。

総括

無料で飲み食いしたい!あわよくば粗品が欲しい!という下心半分、好奇心半分で臨んだ献血だったけど、結構精神的に満たされた。
今までやったことがないことを経験するのは楽しいなと思う。
注射とかめちゃくちゃ平気なタイプで、なんなら血も常人より多いんじゃないか?と思っているので、その強みがいかせてよかった。
もし許されるとしたら、人の倍のペースでも量でも行ける気がする(笑)
あとは、血液の検査結果が返ってくるのも何気に楽しみではある。

次献血する時にはアイスがたらふく食べたい。


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