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種と道具

葉山上山口の小さな畑で自然菜園を始めて2週間が経過。苗を植え、エシャレットを収穫し、次のステップへ。無難な苗からの栽培は物足りず、夏野菜を種から育ててみようと、人間都合で品種改良されたF1種ではなく(市販されるほとんどの野菜がこれ)、せっかくなら安心安全な伝統野菜、固定種の種を「野口のタネ」や無農薬・有機肥料栽培の野菜から取った種を「グリーンフィールドプロジェクト」から通販で入手。種はかさばらず、普通郵便で受け取れて送料が安いのが素晴らしい。

自分の畑は粘土質のため、土壌にフィットする野菜は何か、貸し主のいさむファーム、早苗さんに伺いつつ、どれにするかいろいろ悩むのが楽しい。のんびり気長に思案したいところだけど、夏野菜の多くは種を蒔く適切時季が今月中だから速やかに選び、いっきに発注した。

種は畑に直播きできるものもあるけれど、苗をまず育てるのが基本だ。花栽培の仕事で使う資材を活用して種を植え、陽当たりの良い居間に据え置いた。上手く芽生えてくれるとよいのだけれど。ドキドキ。

仕事場近くにホームセンターのカインズがあるのも助かる。帰りに寄って覗いて最小限の資材や、気が早いが、収穫に便利そうな『分別てみ~Frutte フルーテ~』を購入。カインズはオリジナル製品になかなか気が利いたものを散見でき、ついつい通いたくなる。

畑のある地域はいろいろあって鬼門的な場所で、一時期はなるべく通らないよう避けていたけれど、今は仕事の前後にも寄りたいから朝夕の通勤ルートに組み込んだ。まったく自分はいい加減な男だなぁと呆れてしまう。

直播きできる種も速攻で軽く畝を起こして植える。笹で目印を設け、畝まわりに養分と雑草抑制効果がある、刈り取った草を敷いていく。こうして足を運ぶにつれ、少しずつ自分らしい畑の景色に整っていくのが嬉しいし、充足感がある。今はじっくり作業できる週末が待ち遠しくてたまらない。

畑で使う道具も何が必須なのか、だいぶわかってきて、吟味でき、ミニマムに厳選。その洗練の過程が道具好きのぼくとしては楽しくて仕方ない。造園の仕事で出番が少ないものでも畑では活躍。それらをカスタマイズしたパタゴニアのベルトに留めて活かせるのが幸せな感じ。

#固定種
#野口のタネ
#グリーンフィールドプロジェクト
#自然菜園

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