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色合わせ
ぼくはミリタリーマニアではないけれど、武骨な道具がまとう色には、控えめで汚れを気にせずに日用使いできるカーキが相応しいと思う。
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頑丈な足クロスカブ110ccはカーキ色。荷物を納め運ぶ箱も同色にするのが無難だけど、あえて工業製品っぽく素っ気ないグレーを選んだのは、さりげない調和を良しとする嗜好から。
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そのコンテナにはPAC FABRIC DYEの染料で染めた80年代のボート&トートを。このカーキは焦茶系でクロスカブとは色味が違うが、その差異も自分には好ましい。
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快適なライディングウェアであるオイル抜けしたオールドバブアーとの相性も抜群。補修に貼った生地のカーキ色とコートの赤茶色、ボート&トートのカーキ色が絶妙に馴染む景色が喜ばしい。系統は通じるけれど色味は微妙に異なる。しかし、全体としてはなんとなく馴染み合う。その佳い加減な塩梅を自分は尊んでいる。この色合わせで颯爽と春の風に包まれる心地はじつに快楽的なのです。
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