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真・ワークウェア

60歳を目前にした現在の仕事は無農薬の花畑手入れがメイン。毎日、地面を這い、泥土まみれになって雑草を道具や手で抜くのをひたすら繰り返す完全なる人力作業。

ずっと憧れだったパタゴニアのワークウェア『スティール・フォージ・ウインドブレーカー・ジャケット』。2万円超えの高級着ゆえ、最初はバイクでの通勤着としてのみ着用していたが、ワークマンの使い捨て安ヤッケが侘しくなり、万一破れてもリペアする気になれるし、パタゴニアも修繕に応じてくれる軽量でしなやか、丈夫なウインドブレーカーをこの冬からずっと羽織ってきた。防風性に特化した素材性能が佳い。寒風に晒され続ける現場ではハードに動いても汗が滲むことは稀で、透湿性よりも風を通さず寒さから身が護ってくれる服が必須だから。なんといってもパタゴニアのウェアに包まれての仕事は高揚感を伴い、いっそう楽しく野外労働に励めるようになった

上着同様、下半身の防寒も真冬の作業では肝要。パタゴニアのレインウェア『レインシャドーパンツ』の裏側コーティング層がボロボロと剥離し、雨具としては役に立たず、修繕も不可となったので、しばらく畑着として作業ズボンの上から重ね着していた。破れたら自分で直せばよいかと甘く考えていたが、薄く脆弱な生地のあちこちが破れ始め収取つかなくなった。とくに裾がベローんと広がり、地面を擦るようになり泥々に。さらに穴まで空いてくると不快感極まってきて、ためらわず破棄してしまった。

ズボンを覆うウェアは屈伸を重ね、泥土に接する今の仕事ではやはり消耗品と諦めるしかないのか。ならば、安価なワークマン製品頼り。最安のヤッケタイプ、ナイロン素材パンツを検索していたら良さげな新製品が目に入った。『ストレッチカーゴパンツ』である。軽量で防風性とストレッチ性があり、強い撥水加工を施してもいるという。マチ付き二重カーゴポケットが外側に2つあり、さらには針穴が安易にふさがるREPAIR-TECH®仕様。これが980円とくれば買うしかない! すでに在庫薄だが、最寄りのワークマンに取り置き依頼し、入手した。

個人的にはベルクロテープで裾をすぼめてタイトに留められる点が好都合だ。長靴に被せてキュッと裾を締めらるから、地面に接さず、劣化版レインシャドーパンツみたいに泥まみれにならないのがすこぶる快適。ただ、ポリエステル100%の素材は薄くて弱く、木に一度登っただけで一部が裂け、何ヶ所も縫製が解けてしまった。まぁ、これは使うシーンを誤った自身の責任でもあるが、まぁ割り切りつつ綻びを直して、あと一カ月ほど着用しようかな。その後、温かなシーズンはどうするか。パタゴニア、ワークウェアシリーズのパンツにいよいよ手を伸ばす予感満々である(笑)。

#新品よりずっといい (とは限らない)
#パタゴニアワークウェア
#ワークマン

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