網膜剥離日記1/違和感〜診断

 私の場合、ここ半年ほど急に視力が落ちたような、左右の目で視力差が大きくなったような違和感を感じ続けてはいたのですが、ハッキリ言葉にできるほどのトラブルがあったわけではありません。年が年だし、生まれてから意識がある時間の3/4以上を眼鏡とともに過ごした筋金入りのド近眼なので、目が悪いのが日常くらいな感覚で生きていました。
 ちょっとなんか怪しいかな? と思ったのは今年の職場の健康診断での視力検査。左目の時だけどうあがいても点ですら見えないランドルト環がいくつかあり、生まれてはじめてあの機械から「環の空いている方へレバーを倒してください」と催促されたのです。キィエアアアアアシャベッタアアアア!!アイツシャベルンダ!!
 その約2週間後、朝の支度中に何気なく片目ずつ隠してクソとっ散らかった汚部屋を眺めてみたところ、右目に比べて左目の方が、視野の上の方1/3〜1/4程度欠けて見えることに気づいたわけです。
 視野欠損で調べてみると、白内障などの眼科的理由や糖尿病の影響、さらには脳機能的な可能性もあるそうじゃないですか。とりあえずその日は出勤し、時間が経っても視野の欠損具合に変化が見られないことも確認したうえで、むかーしむかしコンタクトレンズを処方してもらうために一度だけお世話になったA眼科へ「なんかァ……視野の欠けがあってェ……」と電話で相談。
「17:30までに受診してもらえれば当院で検査ができます」と言ってもらえたものの、この時点で定時後の17時ちょっと過ぎ。「が、がんばってみます」とキョドった返事をして急いで退勤、着替えて仕事場を出ました。

 普段から自転車で通勤していたわけですが、この時は「確実に早く着きたいからタクシーの方がいいよね」と考え、職場敷地内のタクシー乗り場から乗車。
 しかし運ちゃんが道を間違え職場敷地内から出られなくなるというトラブル発生。結局降りて自転車置き場を目指して歩きつつ「17:30間に合いそうにありませェン……」とA眼科に再び連絡したところ「逆に何時までなら来られそうです?」とグイッと来られ「え、えっと、18:00までには……」と答えて自転車かっ飛ばしました。
 久しぶりだし迷子になったらどうしよ〜などと考えていた方向音痴ですが、着いてみると17:35。何だよウチより職場に近いくらいかよと一安心しつつ一通りの検査と診察を受けたところ、

Dr「網膜浮いちゃってますねェ」
わし「つまり……?」
Dr「網膜剥離です」
わし「すなわち……手術……?」
Dr「手術です
わし「oh……」
Dr「ウチではできない手術なので紹介状書きましょうね」

 となり、精算の際にその紹介状を受け取ったワケですが

Ns「網膜剥離の手術ができるB病院への紹介状をDrが書いてくださいましたので、コレ持ってその病院受診してください、明日
わし「明日……!?」
Ns「朝イチで
わし「朝イチ……!?!?」

 急遽上司のプラベ携帯へ連絡して翌日の午前休を申請。……そういえばこの勤怠処理、私してきたんだっけか……?(←もう遅い)

 そんなワケで診断編はここまで。次回は手術をするB病院での診察〜手術前のアレソレを予定しております。
 急な朝イチ受診!生まれて初めての手術!そして高額になることが予想される手術代!なんか手術したらコレ二週間くらい動けなくない!?何もかもが初めてでドッキドキ!乞うご期待!

サポートをいただけると、私が貯金通帳の残高を気にする回数がとっても減ります。あと夕飯のおかずがたぶん増えます。