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パリ五輪を観ている場合じゃなかった夏

パリ五輪(2024.07.26~08.11)
2024年7月26日から8月11日まで、第33回オリンピック競技大会がフランス・パリを中心に開催。

例年ならオリンピックがあると興味を持ってテレビ放送をできる限りリアルタイム観てましたが、今年のパリ五輪はほとんど観ませんでした。というか、時間がなくてほぼ観れませんでした。ニュースは観ているので、ブレイキンで金メダル獲ったとか、結果はそれなりに把握してます。日本が金メダルを獲ったシーンをニュースやバラエティでしつこいほど繰り返し流すので、リアルタイムで観て感動、というのは今年はいいかなという感じでした。

考えてみたら、東京五輪以前はわりと時間に余裕のある生活をしてましたが、今年の夏は全く時間感覚が異なっていました。目の前にやるべきことと、やらなければならないことが山積している状況で、人がスポーツをしている姿なんて他人事であり、そこに時間をさく余裕も観る気力もありませんでした。

それに加えて精神的な観点から、今の社会情勢を考えると、わくわくしながらパリ五輪を観れる状況ではないと思っています。

ニュースを見れば、戦争、地震、津波、自然災害、ミサイル発射、サイバーテロ、パンデミック、無能な政治家、腐敗した大企業、株暴落、格差拡大、生活苦、自殺者増加など社会は異常事態と恐怖・不安のオンパレードです。笑えるくらい恐怖と不安が支配しています。というか、無意識のうちにそのように洗脳されています。

こんな時代だからこそ、パリ五輪を観て現実を忘れましょう、っていうわけにはかないでしょう。メディアの虚飾性が暴露され、プロパガンダが支配するメディア社会、ネットメディアの情報統制も進む中、笑えない現実を直視すると本当に憂鬱になります。逃避は簡単ですが、直視には勇気が必要、さらに行動となるとすさまじいエネルギーが必要となります。

スマホが気になって仕方ない無自覚なスマホ依存症患者に「もっと現実を直視しろ」と言っても、依存症患者の現実は「スマホの中」にあるため、身体感覚はすでにマトリックスのごとき動きは鈍くなっています。

さて、一体これからどうなるのでしょうか。現実を直視して、行動できるエネルギーが残っている人は一体どれくらいいるのでしょうか。

やるべきことが多すぎて、五輪を観ている場合じゃなかった夏の話(2024.08.10)


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