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知らなかった!中国語から来た意外な日常英語表現 [物語のある英語 Vol. 24]

英語はフランス語やラテン語などのヨーロッパ諸国から由来している言語だということを知っている人は多いだろう。が、漢字圏の中国から誕生した日常英会話フレーズがあるということはなかなか知られていない。しかも、日本人が英会話で好んで使う表現だ。今日はそんな定型文表現ともう1つ中国語から来た英単語をご紹介したいと思う。

1.Long time no seeは中国語から来た表現!
2.●●も実は中国語だった!(クイズ形式)

*本記事は「シルバー記事」です。記事等級についてはコチラから。
https://note.mu/slovar/n/nd175096a55aa

1.Long time no seeは中国語から来た表現!

・好 = long
・久 = time
・不 = no
・见= see
という具合にである。「馬鹿正直な」ほどの直訳だが、ちゃんと的を得ているのがすごい。漢字の力なのだろうか。

中国語の直訳なので、実は英語ネイティブはLong time no seeと言わないし、オーストラリアに5年住んでいた間も、ネイティブがLong time no seeと言ったのを聞いたことがない。

では彼らは何と言うか?

It's been a while !
(しばらくが経ちましたね)
So nice to see you again !
(また会えて嬉しいよ)
I haven’t seen you for a long time.
(しばらく会ってなかったね)

という表現を代わりに使う。

2.●●も実は中国語だった!(クイズ形式)

5秒考えましょう

正解は①のBrainwashでした。

中国のマスメディアは政府によってコントロールされていると言います。そうして大衆の考えを政府の都合の良いように操作していることから、洗脳という表現が中国語で生まれました。それがそのまま英語に直訳されてBrainwashとなったのです。


終わりに

今日の物語のある英語は以上です!今日も読んでいただき、ありがとうございました。1つでも多くの発見があったのなら、執筆者として幸せです。

物語のある英語 (連載)では、「言葉は人によって作られた。だからその過程には物語があって味がある」と考え、読者の皆様に英語の裏の人間味を知っていただき、より深く英語も英語圏の人々を理解するキッカケになってほしいと願って始めました。もっとも、今日は人間味と言うよりも単に言葉の歴史を辿っただけですが、英語と他の言語は切っても切れない関係にあるということが垣間見れたのなら嬉しいです!

それではまた次回お会いしよう!

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。