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[読むだけで経験値UP]~物語のある英語クイズ21~壁に空いた穴

言葉は人によって作られた。だからその過程には物語があって味がある。

-こんにちは!スロバールです。
単語帳では語られない物語を味わって味わい尽くそうというのが本シリーズの目当てです。

→もくじ←

1.答えと由来
2.ニュアンスを確認して言霊を掴む

さて、答えは決まりましたか?

1.答えと由来→「壁に開いた穴にあるみたい」

正解は、左の「ATM」です!
A holl(穴) in the wall(壁)なのでもちろん字面通りに壁に開いた穴いう意味もあります。壁を殴ったからなのでしょうか?!

この表現がATMという意味になるのは、イギリスのATMが上の写真のように、まるで壁に空いた穴にはめ込んであるかのように見えるからです。日本人の感覚からすると、ちょっと上を行く発想で面白いですよね。

「なるほど、納得!」と終わってしまってはどうも面白くないという人向けに、知られざるもう1つの意味を見ていきましょう。

こちらはアメリカ英語での意味なのですが、


「見た目こそはボロいけど隠れた名店」


という意味があるのです。

不思議なことに、色々由来について調べてもどうも見つからない。なぜ、この意味になるのだろう、、と思ったその時気づいたのです。

壁に空いている小さな穴なんて、よほど意識しない限り見つからないものなんだなと。

そこからきっと「隠れている、見た目は良くないものが」という意味に広がって、良いものがカモフラージュされている、なんて方に更に広がったのかもしれません。


2.ニュアンスを確認して言霊を掴む

1つ目の意味は明らかにATMなので詳しく見ていきませんが、2つ目の方を確認してみましょう。

旅行先で観光ガイドにしか載っていないお店に行くのも悪くはないですが、ちょっと冒険心を奮い起こして裏路地を散策して a hall in the wallなお店を探すのも悪くないですよきっと!


ということで、いつもとは違って2つの意味を秘めている表現でした。個人的にはこの単語の2つ目の意味の方が好きです。きっと辞書の中で探し出されるのを待っている、a hall in the wall的な表現でしょうから。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。