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[3択クイズ!物語のある英語]~第16回~Eat like a horse

-こんにちは!スロバールです。

言葉は人によって作られた。だからその過程には物語があって味がある。
単語帳では語られない物語を味わって味わい尽くそうというのが本シリーズの目当てです。

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1.答えと由来
2.ニュアンスを確認して言霊を掴む
3.気になる1ランク上の言い回し「段階別レベルアップ表現」

さて、答えは決まりましたか?

1.答えと由来→「馬の食事時間は1日●●時間」


正解は、左の「大食いだ」です! 今回は少し簡単だったでしょうか?

Eat like a horseが「大食い」という意味になるのなら、

馬の食事量は一体どのくらいだろう? 

気になりますよね。そこで調べてみると、驚きの数字が....

なんと、馬は放っておくとほぼ一日中草を食べるようで、品種によっては一日の食事時間は13~16時間に上るようです。

なぜこんなにも長く食べ続けられるかを調べたら、どうやらその胃の小ささにあるようです。胃があまりにも小さいため、一度に大量に食べることができず、常に食べ続けていないといけないとのこと。

生きるために食べる、というよりはむしろ、食べるために生きている動物なんですね。

2.ニュアンスを確認して言霊を掴む


日→英 の辞書だと細かいニュアンスが抜け落ちてしまうので、英→英 の辞書で表現に秘められた意味を解読していきましょう!

馬の視点から考えたら、胃が小さいから仕方なく食べ続けているのですが、英語はあくまでも人間の言葉。そこで人間の視点から見たら、「無限の食欲」がある動物に見えるのでしょう。そうして、

食べたいから、食欲の続く限り食べ続ける。

と解釈されてEat like a horseという表現ができたのでしょうね。


一年の内たくさん食べる時期といえばお祝いシーズンではないでしょうか。
例えばクリスマスやお正月など。
I’ve been eating like a horse over Christmas. I’ll have to go on a diet after the New Year.
(クリスマス休みの間食べすぎているよ。新年の後ダイエットしなきゃ。)

気づけば今年もあと少し。食べ過ぎて後悔しないように!

3.気になる1ランク上の言い回し
「段階別レベルアップ表現」

今の自分の英語力より1つ上のランクの単語を覚えて経験値としましょう!

様々なレベルの読者さんがいると思うので、自主学習用の表としますが、

ちょこっと解説

Lev2.【Pig out】

あまりお上品な表現とは言えませんが、pig=ブタ ということから、ブタのように食べるという意味ですね。

Lev3.【Eat greedily 】

Greedは「欲」という意味です。ということで、eat greedilyで欲張ってガツガツ食べるというイメージになります。

Lev5.【Scarf down 】

Scarfということは、ファッションのスカーフ?かと思われがちですが実はそのスカーフとは関係ありません。Scoffという「たくさん食べる」を意味するイギリス英語がなまってScarfになっているのです。

Lev6.【eat voraciously 】

voraciouslyという単語。一応「ガツガツ」という意味ですがフォーマルすぎて一体いつ使うのでしょうか? 念の為の予備知識で、read voraciouslyと言えば、本を読み漁るという意味になります。食べる以外にも使えるのです。

いかがでしょうか、もし1つでも新しい発見があったのなら幸いです!

現役で英語を教える身の私ですが、同時に現役の英語学習者でもあります。一緒に上を目指して頑張っていきましょう!

それでは、また次回別の記事で。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。