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仕事とプライベートは分けられるのか? Vol.88

前回、仕事はまず 少しでいいからできるようにならないと好きが始まらない と書きました。それはそのモノゴト自体が楽しいって感じることはほとんどなくて、
何かしら出来た自分に対して 
(自分にとって)周りが良い反応をしてくれるから、好きになるわけだ。

無人島で株のトレーダーが毎日PCと睨めっこしながら数億稼いだとして、
フェラーリ買おうが、プライベートジェット買おうが
周りに人が居なくて、誰もなにも反応してくれなったら ただの数字ゲームだし、ただのオナニーだ。

それを理解したうえで 
今回は、周りの良い反応というものにも序列があるという話を書きますね。


仕事とプライベートを分ける考え方

当たり前の話なんだけど
関係性が深い人であれば あるほどその反応の意味も強くなる。
関係の浅い知人の喜びよりも 
愛するパートナーの喜びのほうが自分に作用するからね。


それでね。
俺は昔からすげー気になるのが、仕事のONOFFなる考え方だ。
「公私混同するな」的な発想もこれに近しい。

仕事の自分とプライベートの自分を分離する考え方
今や社会常識ともいえるかもしれない。 
だけど、俺はこの考え方に対して いささか疑問がある。

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周りの反応の序列が上がれば 
仕事の「好き」を作ってくれることに貢献するのは言うまでもないけども
この際に指し示している「周り」って交際相手とか家族とかだけじゃないはずだよね。

お互いに感情の交差が作れて初めて成立することだと思うんだけど、
なぜか 
「プライベートなんで・・・」って仕事の人たちとの距離感を
作ることが「正」みたいな風潮が強めな気がしてならない




人生において寝る以外の時間の約半分は仕事の時間なんだから、
公私混同しないと言って
仕事の仲間と距離感があったら好きを作る作用が薄くなるばかりなんじゃないのか。


「公私混同しない」とか「オンオフ切り分けろ」とか 
スローガンとして、勝手に言ってもらっていいんだけど
前日、彼女(彼氏)に振られて「次の日も平常心でお仕事に臨め!!」って 
かなり無理ゲー
な気がするんだよね。
心そこにあらず なんだからパフォーマンスも落ちるに決まっている。

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心は一つしかない


俺はね、痛みを感じ取る心は一つしかないから本来は分けようがなくない?って思うんだ。

思考に気をつけなさい。いつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。いつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。いつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。いつか運命になるから。


これはマザーテレサの有名な言葉なんだけど
ここで言われることの「思考の原点は=心=にある」と思うんだよね。

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心は一つしかないのに、どうして分けられて当然のように皆は言うんだろう??
演じないと出来なくない?
でも、皆は役者じゃないのに・・・・
ただのビジネスマンなのに・・・・
演じないといけないんだよね。


結局 心にない自分を無理して演じるから、心の病になるんだって話だよ。。
その結果 日本は100万人ほど 心の病気を抱えてる 鬱、そう鬱大国になっている。

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だから 俺はね、
偽る自分を演じないといけない社会・会社よりかは 
もうちょっと素直な自分たちを受け入れられる社会・会社組織であっていいと思うし、それを働く人たちが求め合って、表現し合って良いと思うんだよね。

正解教育の成れの果てなのかは知らんけど、
あれもダメ、これもダメ~
非常識、場にそぐわない、マナーがなってない・・・・

大事にしないといけないことは有るんだろうけど、
ただいずれにしても、
起きている人生の1/2の時間を共有する仕事仲間なんだから心に嘘つき続けながら壁を作ってると自分たちが疲れちゃう気がするんだ。
下手したら、仕事仲間ってパートナーと同じぐらい時間を共有するわけだからね。

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仕事場もコミュニティの一つ


所詮、仕事場も人生のコミュニティの一つだ。

そこが居心地よくなるために、つまらない社会常識とか言ってないで
仕事を好きになる「周り」になってもらえたほうが良いに決まってる!!
それのほうが 精神衛生上、健全だ。

そう考えると 
「公私混同するな」とか「オンオフ切り分けろ」とかって
糞くらえだ!!!
そんなこだわりを言うのは、結果を出せる「仕事のプロ」になってから言え!!!





追伸:

いい映画とか 名作って  
見てる側を引き込んで感情の起伏を作ってくれる作品だと言うじゃんか。

中年のおじさんになると
今までいろんな感情の起伏をしてきたせいなのか、 
ちょっとしたことでは何も感じなくなってきている。
もはや、不感症だとすら悩む。

だからなのか
あの青春時代、高校生の部活のように 
夢中で熱くなれる、何でも話せる場が今の仕事場でも表現できたら 
きっと、楽しいだろうな~って思うし、
それを再現できるのなら 
仕事は自分の人生にとっての「名作の一つ」になるんだと思うこの頃だ。
 

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