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〜白血病になった25歳〜 2. 人生で1番のランニング

そんなある日、まだ暑さの残る秋の日でした。
絶好のランニング日和。

今日はせっかくだから、外で走ってみよう。近くの川まで走ることにした。1キロもない距離だったが、外で体を動かすことが大事だと思って出発した。

最初はアップがてらストレッチとやらで体をほぐしながら歩きはじめた。風が涼しくてちょうどいい。

数百メートル歩いたところから少し走り始めた。
小走り程度のスピード。すると少し息が上がってきた。

(運動不足だからな、少し走っただけで息が上がっちゃったよと心の中で思いつつ走り続けた。

そう思った数分後、突然足が止まった。今までにないくらい呼吸が苦しかった。
(こんなに心拍数と息が上がるもんかね?)
自分の中で考えてみた。

(やっぱり日頃の運動不足が出てるんだな)
そう思った。

少し時間をおいてもう一回走ろうと思って道端で休憩した。けれどもなかなか落ち着かない。
(今日は特別疲れてるのかな)

10分くらい休憩してみた。少し落ち着いてきたのでもう一回走り始めた。しかし数秒後、また息が上がってしまい断念。
(今日はやめておこう)

私は家に帰ることにした。
家を出てわずか15分、帰宅した。こんなに早く終わったランニングはこれまでの人生で一度もなかった。

帰宅した後、色々考えてみた。
(なんであんなに息が上がったんだろう)
(体が疲れすぎてるのかな)
(まぁこんな日もあるって事なのかな)
沢山考えてみたが、自分は医者でもなんでもないので答えが出るはずもなくその日は終わった。

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