〜白血病になった25歳〜 10. 病院レベルの熱

願いとは裏腹に寝ても寝ても熱は下がらなかった。
以下は入院するまでの実際の記録である


1/21(土)
7:27 36.7
9:08 37.0
10:43 37.5
12:32 37.1
13:10 37.5
15:16 38.5 解熱剤飲む
16:29 38.9
18:44 38.0 汗をかく
19:09 37.7 解熱剤飲む
20:21 37.1
21:10 37.4
21:45 37.1
23:07 37.2
1/22(日)
0:30 36.7
1:54 36.7
7:13 37.4 頭痛
7:50 38.0 解熱剤飲む
12:20 37.3
14:08 37.0 頭痛 解熱剤飲む
15:00 37.6 頭痛
15:56 37.4 汗かく 頭痛
16:16 37.4
17:14 37.5
18:31 37.5
19:14 37.1 解熱剤飲む 頭痛
20:01 37.8 頭痛
21:22 37.3
21:50 37.9 寒気
23:07 37.7 頭痛
23:56 37.6 頭痛
1/23(月)
0:40 37.4 頭痛
4:30 37.4 頭痛
5:17 38.0 頭痛
6:56 37.4 頭痛 
7:28 37.6 頭痛
8:15 38.0 解熱剤飲む
9:28 37.7


大阪から帰宅した1月20日以降、21.22日と連日熱が続いた。今思えば解熱剤を飲んでも熱が下がらない状態は明らかにおかしな状況であってすぐにでも病院でも行ったほうが良かったと思われる。

ただ、だるさと熱で自力で病院に行けず両親と予定を合わせる必要があった。週明けの月曜日、仕事を休んで病院に行ったのが最短のコースだった。

記録でもわかるように10時ごろ、家を出発した。

向かったのはM病院。
昔からお世話になっている病院だった。

数年前には肛門付近に膿が溜まってしまい、外科で切開した経験があった。当時は発熱し、患部に強烈な痛みがあった。

だが、奇しくも今回も同じような状態だった。
(もしやまたそれが再発したか?)
(また切開になったらどうしよう)

同じ症状であることを伝えると、昔と同じ外科を受診することになった。椅子に座って待っていると、

「診察前に血液検査しますね」
と看護師さん。

(ん?血液検査?)
肛門の診察で血液検査というのはどういうことだろうか。そして、採血はこの世で1番嫌いなものの一つと言っても良い出来事だった。

だが、もちろんそんなことは言ってられない。気分が悪くなりながらも採血をした。
(はぁやっと終わった)

自分の中での一大事を終えて少しほっとしたところで再び診察の順番を待った。そして母親と雑談を交わしていた時のことだった。

ピンポーン!
「○○○番の方、診察室へお入りください」

自分の順番が回ってきたのだった。

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