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子どもがいない人向け起業 挫折 失敗

今(2021年春)からもう6年以上前のことなので状況違います~ 今では子なし向け情報や集まりあります~

起業に子どもがいない人対象にした理由(かんたんに)主に2大思い。

子どもがいない人を表すやんわり曖昧言葉が必要だ(ノンファンと呼んでます)~

子どもがいない人(既婚女性に限らず・性別既婚未婚問わず・子どもがいると周囲から思われる年になってからの子供がいない人ね)の情報交換やシェア、交流の場が必要だ~


法人つくって起業しました。個人事業主の方がムリがなかったんですが、背伸びして最初から法人にしたのは子なし向け特有の事情ありでした。

2016年春のこと。

私自身子どもがいないから、私のWantでもありました。

ほんと当時、子どもがいない人の情報や集まりやサークル
(ネット上でも)、なかったんです。

結果

ハイ💧

案の定(実は子なし対象だけでは経営は当分成り立たない。わかっていたので、他分野での事業が回るように努力したんだけれどこちらが全然だめだった)
コロナでとどめをさされて、あきらめつきました。廃業。

無報酬でやっていました。自腹1000万円以上消えました、ああ25年間コツコツ貯めたお金がぁ~~~。またコツコツ働かなくては💧でも定年年齢が近いどうしよう💧💧💧
事業を成り立たせることはできず、大きな目標「子どもがいないを一言で表すやわらかい言葉の一般化」も到底果たせず

トホホな結果でした。精神的に立ち直るのに時間がすごくかかりました。


名称未設定のデザイン (3)

学んだこと

1. いや~、子どもがいない人がマイノリティだっていうこと自体が社会で理解されていないよ~


居場所がないと感じる子どもがいない人。マイノリティです。(子どもがいるーマジョリティ)。
子どもがいない悩みを人にあかせない子なし、少なくない。悩んでいることさえ、見せられない。
かなり苦しんでいる人も。
でも、そういう人たちがいるっていうこと自体が知られていない。
マイノリティがマイノリティとさえ認識されていない - これかなりあったのでびっくりした。

子なし女性のマイノリティの立場を知っている人はもちろん存在して、主に既婚女性。
でも、実に多くの男性には見えていないのよっ。職場で部下に子どもがいない女性いると思うんだけれど、影で子育て社員のサポート役もくもくとこなしてくれているのかもしれないんだけどな。実際そういう女性たちの話聞いたし。

NPO講座や社会問題に取り組んでいる方たちにさえ知られていないということを、よく経験しました。

(今は少し変わったかな。)

2. いや~、同じ子どもがないっていっても背景が違い過ぎてこりゃ難しいぞっていうこと。


子どもがいないっていうことで交流会に来る既婚女性だと、子どもが欲しかった人なんだろうな、って思っていたんです、最初は。

しかし、お茶会や交流会をしていざフタを開けてみると、子どもを持たない選択をした方たちが一定数いました。
様々な子どもがいない理由がそこにはあったよ。

マイノリティ子どもがいない人。しかしその理由や背景が千差万別でまとまっての主張は難しいと思い知らされた。

子どもが欲しかったという人の中にも、不妊治療した、しないの別。した人の中にもどこまでお金かけたかという違い。そこで比較が生まれると逆に子なし間でネガティブな気持ちを生じさせてしまう。

子どもがいない人が集まって交流を深めるのってハードル高い。
まあ最後は人と人との相性の問題になるんだけれど。

3.心のケアの必要性。子どもを持つか悩んでいる人、子どもがいない人。


子どもを持たない選択をした人の理由に親との関係がからんでいることが少なくなかった。
独身女性や既婚女性で、子どもを持つことを悩んでいる、という人も見受けられた。
そんなこと、どこにも言えなくてと私にメール来たりした。

少子化対策で、女性の働く環境の整備の必要性はよく聞く。少子化対策と言うなら結婚や子を持つこと自体に悩む若い女性が安心して相談できるところが必要なんじゃないかな。
周囲に相談したら「子どもを産んじゃえばなんとかなる」と言われるだけで相談できない、とか。

子どもを持たない=おかしい っていう世間だから。

子どもがいない人もホント気持ちを吐露するところなくて、ケアが必要な人たくさんいる。

吐露するところないので、私がこんなことたまたまやっていたから、メールやコメントで依存されたり、うっ積した気持ちのはけ口で逆に攻撃されたり、ハイ、ホント私メンタルやられました。。


4.いや~、やっちまった(失敗した)なあ、ワタシ、ということ


起業、ビジネスにまつわる失敗たくさんやりました。はっきり言って会社やる器じゃないんですよワタシ。リーダータイプでもない。
自分自身が子どもがいないことで傷つくことが多かったので、運営上よろしくない。そこに付け込まれる形でまぁお金がその点でも悲しいほど飛んでいきました涙

そしてタイミングの悪さかな。
当時は子どもがいない人が集まるところとか関連本がほぼなくって。
しばらく様子見たけれど全然子なし向けのモノ
(ハード、ソフトとも)が社会に出てこない。
ブログの反応で子なしの居場所がないのが分かっていた。
ないなら作るしかない。
景気も
社会の雰囲気も今とはくらべものにならないくらい(見かけだとしても)よく明るかった。

起業しても器じゃない。そこで社会発信に一般人ができる方法として自腹で本を出版した。が、その本の出版と時を同じくして他の方も子なし女性向けの本を出版された。
段々と子なし向け集まりもあちらこちら開催されるようになった。

ああ、自分が悩んでいる時に子なし向けのものが出てきたら起業はなかった。そうしたらムダにお金も労力も使わずに済んだのにぃって。もちろん今の状況だったら起業しようなんて思わなかっただろう。

5.いや~、お金かけたらほんの一瞬ダケ。さざ波だけは立てられるんだなということ

 流通する本ではないと、知ってもらえず意味がない。だからお金がかかった。
出版でメディア(新聞、雑誌、テレビなど)の取材まあまあ受けました。テレビに顔も出た。でもお金をかけて本を出したから、取材されたんだなって。

お金かけてなかったら、そうだな~今頃、子なし向けの会をやっていることなんて2,30人くらいに知られているくらい。


おカネの効力ということをつくづく考えました。
おカネがある人は強いなって。
おカネがない人も器や器量がある人は強いなって。

有り余るほどのお金がある人はその力で社会を変革するきっかけやパワーを持つことができるのかもしれないんんだなって。

一般ピープルの私は子どもがいない人向けの活動していることが少しだけ取り上げられた、ただその時の貯金を出して出版したから。さざ波だけは立てられるんだな~と。
でもそれも消えました。

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6. そもそも子なし対象っていうのが無謀なこと

言い訳も兼ねて

副業や1人ビジネスで身の丈起業をする時には既存のものを扱うのが鉄則。

既存の分野でライバルが多いということは、それだけ需要が多いと言うことだから。本来は子なしは事業対象としてはやっちゃいけない分野です。

でもあの時は、

子どもがいない人を呼ぶ呼称が必要
子どもがいない人の情報交換の場が必要

と、しかも一般財団法人やNPO等は調べたけれどできなかったので株式会社になっちゃったんだよな。




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