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痛チャリ作成記#2ディスクホイール編

前回からの続きで、今回はディスクホイール購入時の思い出を書き出してみました。見出し画像はディスクホイール購入後に撮ったものです。

#1はホイールカバーの思い出を熱く語りすぎてしまいましたが、今回はディスクホイールを購入した際の顛末ついて書きたいと思います。ディープリムホイールの話は対象外です。

社会人になり、学生時代より羽振りが良くなった反面、時間と冷静な判断力がなくなり「ディスクホイール購入するしかないぜ!」とイキった私ですが、まず困ったのは「情報がない」ことです。まず周りにディスクホイールのオーナーがいません。ネットや自転車の情報誌を見ても、ディスクホイールといえば、ディープリムの話ばかり。「ならばスポーツサイクル店であれば在庫があって、購入の相談もできるのでは?」と思い、在庫を含め探し回りました。神奈川と東京の自転車屋は3年ほどかけてかなり回りましたが、まず店頭にはありません。置いてあってもディスプレイ専用です。ただお店経由でメーカーから取り寄せるという手段はありますし、その手の話に詳しい店員さんは探せばいます。いい値段のする買い物なので、アフターフォローは望めるかもしれません。というか、安く早く手に入れる気がないなら、それがベストな気はします。

一例ですが、CORIMAのホイールはメーカー価格で約15万します。この金額に色をつければ、エントリーロードくらいなら買えてしまいますし、尚且つ壊れやすいことを考えれば、もう少し安く済ませたいな、というのも自然な道理です。私は結局、値段に負けてネットで購入することになりました。

壊れやすいと書いて思い出しましたが、ディスクホイールを探し始めたばかりの頃、私は手酷い失敗をしています。社会人になりたてでしたので、安く手に入れたい一心でヤフオクで穴の空いたジャンク品を3万弱で購入した事があります。その頃は自分で修理できるだろ、とか思ってイキっていました。カーボンの修理業者もいるといえばいるし、最悪そこに頼めば何とか、くらいの気持ちでポーンと買ってしまったのです。それが間違いでした。

ディスクホイールに穴が空いたら、そこでほぼそのホイールは壁の飾りと化します。実用性はありません。そもそもカーボン製品自体一品ものなので、間違っても自分で修理するという選択肢は考えない方がいいでしょう。一方で「いやそうは言っても、ネットに修理しとる人おるやんけ」というのも事実ですが、私としてはおすすめできません。穴に補修材を塗りたくって、上からカーボン紙を貼り付けたホイールに、あなたは命を預けられるでしょうか。百歩譲って飾り前提で購入するのなら、ありかもしれませんが。因みにその時のホイールは、凹んで穴が空いた部分を外に引き戻そうとしたり、補修剤を塗って努力した後がそのままの形で手元にあります。ジャンク品で5000円くらいで売るので、誰か買ってくれまいか。
また先程書いた修理業者に関してですが、カーボンフレームの補修をやってくれる業者は存在します。ただ、ホイールの修理が出来るかは聞いてみなければ分かりません。あくまで噂話程度ですが、ディスクホイールなどのカーボンを作って修理できる会社は限られており、その業者様でも対応できるカーボンの種類が限られるとのことです。

そんな手痛い挫折を味わった2年後。私は反省しませんでした。ガチベコみしたにも関わらず、私はメルカリで8万のホイールをポチっていました。人は懲りない...Twitterのフォロワーさんから色々伝授していただき、新品の購入の準備を進めてはいたのですが、11sで使えて穴も空いてない、ZIPPのホイールを見つけてしまい、本当に使えるのか調べまくった挙句に購入に踏み切りました。購入時の注意点は穴が空いていないのは言わずもがな、中華の安物は安全性がー、と言われていたので、それなりに名前の知れたCORIMAなどの製品を探しました。フリーボディは10s対応やピスト専用が出回っていますが、11sで使えるものを選ぶのも重要です。10s対応のフリーボディはスペーサーをかますか、フリーボディ自体を交換すれば11sで使えます。10s対応と11s対応は見た目にはほぼ分からないのですが、スプロケットをはめる溝の深さがmm単位で異なっているので、互換性はありません。

※2021年11月現在、私は10sのフリーボディにスペーサーをかませて使っているのですが、稀に変速ミスが起きるので、フリーボディ交換を考えています。

その他、購入に際しては一緒に以下のものが必要になりました。こちらはアマゾンでの購入です。

チューブラータイヤ
リムテープ
空気入れアダプタ
カーボン用ブレーキシュー

まずチューブラータイヤに関してですが、こちらは普通ロードバイクに使われているクリンチャータイヤとは別物です。チューブラータイヤはタイヤとチューブが一体になって販売されています。パンクしたらタイヤとチューブが一緒にお釈迦になる仕様です。一応パンク防止剤(シーラント剤)をタイヤ内に流しておいて対策することになりますが、効果の程は未確認です。
リムテープに関しては、タイヤとホイールを接着しておくために必要です。セメント剤なるもので代わりは効くのですが、古くなったセメントはタイヤ交換時に削りとるのが死ぬほど面倒とのことなので、リムテープを購入しました。キレイに剥がさなければ、タイヤの接着時にムラが出て、故障の原因になるようです。実際の接着時、昔のセメント剤を剥がす作業をやりましたが、中々の手間でした。削り残しがないように気を使わなければなりませんし、古くこびりついたセメントはヘラでは早々取れません。前オーナー様の使い方が良かったのか、セメントの量が少なくて済んだのは幸いでした。
空気入れに関しては、仏式のものはそのままでは使えず、アダプターを買うことになります。あとアルミ用のブレーキシューをそのまま使うとリムの摩耗が激しいので、カーボン用のブレーキシューを買いました。

タイヤ接着前の写真です。辛うじて残っていました。ZIPPのステッカーは新しいものを貼る際に剥がししまいました。

以上が私がディスクホイールを購入した際のTIPSです。購入が約2年前なので、思い出せる範囲で書いてみました。本当に使い始めたのはつい最近ですが、タイヤやリムテープは寿命があるので、最近替え時かなぁと思う次第です。変速をミスる以外は問題なく動いてくれています。ホイールカバー時代と比べて、スプロケットの付け外しと、ナット交換の手間がなくなったのが圧倒的にストレスフリーです。ディスクホイール万歳。カバーが割れる、ずれる危険性が減ったのが実にいい....痛チャリ乗りとして、買って損はなかったと断言できます。タイヤなどを買い足しておいて、近々ロングライドできたらいいなとは思っています。

それでは今日はこの辺で。デザイン編が一番長くなると見せかけて、情報的に纏めやすいホイールの記事が一番長いんじゃないか。。。デザイン編は飲んだくれのグチの様なお話になるかもしれません。
例によってオチなしです。また後日お付き合いください。お後がよろしくないようで。

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