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痛チャリ製作記#1ホイールカバー編

先日痛チャリ(2代目)が完成したので、その際の諸々をまとめて置きたいと思います。主に以下の項目に分けようと思います。デザイン編が一番長いので、分割して書こうと思います。今回は差し当たってサラッとかけるホイール編です。

ホイール編
デザイン編
貼りつけ編
後記

そもそもホイールカバーか、ディスクホイールにするか、それが問題だ。

痛チャリを作るにあたってデザインの次に考えなければならないのが「何にステッカーを貼るのか」です。選択肢としてホイールカバーか、ディスクホイールの2択しか存在せず、初めて作る場合は自然とホイールカバーを選ぶ事になるかと思います。それぞれのいい点、悪い(難しい)点を書きます。

ホイールカバー
良い点:安い。
悪い点:使うと割れる、取り外しが面倒。

まずホイールカバー最大の良い点は、何より安価なことです。ホイールカバーは700ccのもので、5000円前後です。基本は通販で入手可能で、AKI WORLDやドッペルギャンガー製が今もネットの海で出回っているとか云々。この記事を書く前は「手軽に買えます」と言おうと思いネットを探したのですが、採算が取れないのかどこも生産中止になっています。痛車ステッカーの印刷を請け負う企業様であれば、販売を行なっている可能性があるので、チマチマ探すがベターでしょう。

余談ですが、FRP(プラスチックの板)を専用機材でカットしてDIYするという先達もいらっしゃいます。そもそも市販のホイールカバー自体FRP製なので、FRPのカットを業者にやって貰えば、外見に関して代わりのものは用意できるでしょう。

※私見ですが、大学時代にプラスチック段ボールをホームセンターで買ってきて試したところ、フリーボディと空気を入れる穴をそれぞれ開けておけば、見てくれは悪くありませんでした。結束バンドでスポークに縛り付けた穴から割れて50km持たなかったため、ステッカー貼り付けまで至りませんでしたが。

悪い点に関しては、前述の通り「割れる」点です。例えばAKI WORLDのカバーだと、リアホイールの両サイドからナットとネジで挟み込んで板を固定しているため、走行中にナットが飛んでいく、固定した箇所が割れるといったトラブルは覚悟すべきでしょう。また取り付け時に毎回スプロケットを外してナットで固定するというのが中々にストレスでした。

何だか悪いところばかり書いてしまいましたが、それでも私が大学時代に作ったものは300km以上走った記憶があります。琵琶湖一周やら遠征に散々駆り出した思い出は一生ものです。またロングライドには向かずとも、撮影会やイベントに持ち込むには十分なクオリティなので、とりあえず作ってみたい人にはホイールカバー一択でしょう。

迷ったら買え、それが目の前にある内に。
--  (古のオタク, 20xx-)

さて、ここからが本題です。前述の通り、私が大学時代に作った痛チャリは問題を抱えていました。まずは強度、取り回しの悪さ、メンテナンス性、デザインの不備です。これらは作ってみないと分かりません。元々走行に向かないと言われ覚悟はしていても、やはりいつ割れるか分からないまま使い続けるのは中々に不安です。加えて取り回しも面倒なので、付けたままバイトや大学に行ったこともありました。(デザインに関してはまた別の記事で。)そこでのディスクホイールです。本来はTTバイクやピスト車向けですが、ロードバイクに対応したものも存在します。ナットがすっ飛んでカバーが外れる心配はしなくてよくなります。穴が消え見た目がスマートになり、ただそこにあるだけで映える、それが痛チャリとしてのディスクホイールであると言っていいでしょう。(空力性能?何のこっちゃ)

そう、ディスクホイールならね

その他の特徴ですが、まず入手難易度に関して、ホイールカバーより上なのは確かです。一方それはほぼ予算の問題で、中国製のものであれば5万前後で入手可能です。安いものは巷で強度が問題視されていますが、それで十分という方もいます。メルカリやラクマの普及に伴って、中古品もチラホラ出回っています。目を皿にして良いものを見つけましょう。私も今回、ZIPPのホイールを8万ほどで入手しました。それまでにヤフオクで3万のジャンク品を買い、修理できずに涙を飲んだことはいい思い出にせざるを得ませんが。

ツラツラ書いていたら、2000字近くなってしまいました。先代のホイールカバーの話をつい長々と書いてしまい、あまり本題に字数を書けていません...何やらホイールカバーをディスった話になってしまいましたが、ホイールカバーほどコスパに優れたものはないので、ハードルを下げる意味ではほぼ一択だと思います。逆に自分専用の一品に金は惜しまないというのであれば、ディスクホイールも検討する価値はあると思います。ネットや書籍の情報が少ないので、可能なら人を頼ったり、イベントで実物をみるのも手です。それぞれ特徴があり、決めつけるのも勿体無いように思います。他にもディスクホイールはタイヤの違い、取り付け方、ブレーキシュー、その他メンテナンスについて、と色々考えていたのですが、これだけ書いて3時間です。ほぼ飲み屋で聞くおっさんの愚痴ですが、後日もう少しだけお付き合いください。

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