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住む価値スコアの話~蔵ブを作る理由②~


小川村は縮小傾向であるという話を前回書きました。

縮小をもう少し悲しい言い方をすると、人が離れているという表現ができると思います。それではなぜ小川村から人が離れてゆくのか。小川村だけでなく、他の市町村にも言えることですが、そこに住む価値が弱いからだと思います。

”住む価値スコア”が高い場所に人は動く

(とっても当たり前なことを改めて書いている気がしますが、)人が住む場所を決めるときには、いろんな価値を足し算引き算して、一番”住む価値スコア”が高い場所を選んでいると思います。交通の便であったり、仕事の内容、賃金、買い物する場所、子育てのしやすさ、治安 等々。

想像するに、小川村は、一般的な”住む価値スコア”では上位に食い込むことはまず無いと思います。電車は通っていないし、大きなスーパーは無いし、高校は近くに少ないし。

小川村は移住者に向けて様々な手厚い助成をしていますが、それでもスコアの差は埋まらず、人が離れていっている。という状態だと思います。

小川村には”隠し要素”がある

しかし、小川村にも逆転のチャンスはあると思います。それは、小川村の”隠し要素”に気付いたとき。小川村には、文字に起こせず、写真で伝えられない良さがあります。例えば、「空が広い!」であったり、「なんか晴れの日が多い!」であったり、「自分で家建てちゃう人多い!」であったり、色々とあります。その隠し要素に気付くことができたとき、人は自然と小川村に引き寄せられてゆき、引き寄せられた人の中から、移り住む人が出てくるのではないかと思います。

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いちど来てもらう仕掛けが、”蔵ブ”

”隠し要素”を発見するためには、来て過ごすしかないです。なので、何とかして、いちど小川村に来てくれる仕掛けを作らなくてはいけません。しかも、観光のようなワンタイムではなく、定期的・中長期的に来てくれるような仕掛けを。

いまやっている、「土蔵の共同改修、改修した土蔵の共同利用」は、そのための仕掛けなのです。


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