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こちらの記事はテスト投稿のため旧ブログと内容が重複します。（noteに慣れるための練習用記事です）

ずいぶん日が経ってしまいましたが、5月に開催されていた、「ルート・ブリュック　蝶の軌跡」の感想です。

ルート・ブリュック（1916-1999）は、フィンランドを代表するアーティストで、50年にわたる活動の中で、セラミックやテキスタイルなど、多くの作品を手がけました。

初期の陶板作品の、花や蝶などの具象的なモチーフから、後半では幾何学的な抽象作品へ。作風が大きく変わっていくところも魅力であり、またミステリアスでもあります。

やわらかい作風から硬質な作風へ、あまりにも大胆に変わっていくものだから、作家の人生において何か大きな出来事が？・・・と勝手に想像してしまうのだけれど、棺作品（8枚目の写真）の頃の父親の死を除くと、作家活動に理解ある夫や、子供にも恵まれ、すてきな家に暮らし、また世界中を旅したりと、その時代の女性アーティストとしては、恵まれている方のような。（無論なにかしら困難はあったでしょうけれど）

もしかしたら、生活が地に足ついていたからこその、作品においての大冒険だったのかも・・・などと思いめぐらせてみたりして。

深いレベルで見て良かったなと感じた展示でした。