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祝・10周年

GALLERY IRO 10周年展 BLUE は10月29日までの開催です。(オンラインストアは 10月31日 20:00 ~ 11月5日)31名の作家による青い作品ばかりの展示。
ぜひご来場くださいませ。
*Sleepy Sheep作品はRoom 2にて展示


今回のnoteは、10周年を記念してGALLERY IROさんについて。すでに過去のblogで何度か書いてきておりますが、今回は少し違う角度から。
(写真は10周年展の様子です)


Sleepy Sheepが最初に個展で利用させて頂いたのは2016年5月でした。


大きな窓、味のあるグレーの床、そしてメンテナンスが行き届いた真っ白な壁。質感の良い木がいたるところで使われ、それと調和しつつも程良くアクセントになっているアイアンの脚。

最初に足を踏み入れたころから今に至るまで、空間全体と細部から放たれる魅力は全く失われておらず。


染まらないIRO

「IROの由来は色彩全体に元々興味があったというところと、いろいろな作品を展示する場所にしたいというところから」

・・・とオーナーさんが語っているように、すっきりとシンプルな空間は、展示する作家さんによって様々な表情に。

時おり企画展を挟みつつも、基本的には「貸しギャラリー」なので、借りる作家さんごとに「いろいろ」であるのは必然といえば必然ですが、それでも個人で運営しているギャラリーなので、少なからずオーナーの好みやこだわりや偏りが滲み出て来そうなもの。けれど、IROさんはそれがあまり無い。

単に好むジャンルが幅広いだけかもしれないけれど、少なくともご自身のこだわりを前面には押し出さない。ギャラリーオーナーとしてはあたりまえに必要な素養だとしても、それがなかなかできないのが人間なわけで。そもそも「アート関連の仕事に携わる人=センス・こだわりが強い」という傾向があるようにも思うので、むしろ稀有なことではないかと。


そんなわけで、何ものにも染まらないGALLERY IROさんは、10年目を迎えた今も清らかな静謐さを湛えている。


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